2003 04 30

南平は涙色

会社と出張先は昨日から連休なのだが、俺は昨日今日と仕事。 タイでのシステム全体運用開始が5月からで、そのサポートの為に出社して待機するのだ。 名目は待機だが、やることは他にもいろいろあって、けっこう忙しい。

そんな忙しさで気が立っていることもあるのかもしれないが、最近、隣に座っている同期の女に対する態度が、 「なんでこんなことも判らないんだよ」 という感じに険しくなりがちなので、ちょっと気をつけなければいけない。 一回説明して判らないときは、相手の理解力を責める前にまず自分が判りやすく話しているかを振り返るべきだし、次は違う方向からの説明を試みるべきだと思う。 判ってもらえなかったときに、より強い口調で同じことを繰り返すのは、反発を強めるばかりの最も愚かな選択だと思う。 そうは思うのだが、こっちに余裕がないときはちょっとね。

そうそう、彼女には一つ気になることがある。 それは、彼女がグループリーダーに電話するときの様子。 普段から、グループリーダーのことを 「機嫌が悪いときはすごく怖い」 と言う彼女、状況報告だったり相談だったりでグループリーダーに電話するときは必ず、今にも泣き出しそうな声になるのだ。

その泣き出しそうな声を本人が意識しているのかどうか。 自分が今泣きそうな声で話していると意識しているとして、それが、 「自分は今とても弱っているのだから、これ以上責めないでほしい」 というアピールの為に演技でそんな声を出しているのか、それとも自然にそうなってしまって、 「あの人と話すときは、怖くて泣きそうな声になってしまう」 と思っているのか。

ま、どっちにしたって、 「これ以上責めないでほしい」 というアピールなのだが、それを意識して演じているのか、無意識なのかの違いは大きい。

で、俺は、あれは意識した演技だと思っているのだが、その思いには多分に彼女に対しての苛立ちも入っている。 ひょっとすると、グループリーダーとのやり取りを俺に代わってほしいためのアピールなのかと思うこともあるが、それは自意識過剰だな。 本当のところはどうなんだろう。

全然関係無いんだけど、電車を降りるときに気がついたこと。

「みなみだいら」 は 「なみだいろ」 に似ている。