2003 05 01

南平丘陵

ターザン

毛虫、芋虫、尺取虫、いろんな小さいのが、自ら吐いた糸にぶら下がって揺れている。 油断してはいないつもりなのだが、いつの間にかこいつらが取り付いて、肩を這っていたりする。 何だかむずむずする首を掻こうとした指先に、ぐにゅ…

オーニソガラム

オーニソガラム。 別名、大甘菜。 甘菜というのは、葉や茎が食べられて、しかも甘い味がするところから来ているらしい。 ちょっと食べる気にはなれないが、いざという時の為に、食べられるということだけは覚えておこう。

小さい白い花

小さい白い花。 よくできたオマケという感じだな。 グリコよりはもうちょっと高い菓子についているオマケ。

なんだこれ?

蛹のようなものは、開く前の穂だろうと思う。 一見頼りなく細い、しかし意外に丈夫な細い茎にぶらさがって、ゆらゆらと気持ちよさそうに揺れていた。

烏野豌豆

烏野豌豆の花。 明るい緑の中であまり目立たないのだが、よく見ると可愛らしい。 眼鏡を外すと実は可愛い学級委員の女の子みたいな…って、そりゃちょっと違うか。

アジュガ

アジュガ。 南平丘陵の割と日当りのいい下生に、ちょっとづつ固まって咲いていた。 遠目にはくすんで見える小さい白い花は、近寄って見てもやっぱりくすんでいた。

芝桜

芝桜。 「芝生みたいな茎と葉に、桜に似た花をつけるから」 と、安易に決めた名前なんだろう。 と考えて、ちょっと気になったのが、 「桜」 の部分。 今、桜というとほぼソメイヨシノだが、この花は、ソメイヨシノの丸っこい花弁とはちょっと違う。 当時主流だった桜が、この花のように細身の花弁だったのか。 それとも、先割れの花弁が5枚あることだけに着目しているのか。

ところでソメイヨシノだが、あれは種をつけず、接木で増やすのだそうだ。 いわば体細胞クローン。 1本の原木からこれだけ広まったのだが、そんな広まり方だからか、種としての限界に近いらしい。 他の桜は百年単位で生きるのだが、ソメイヨシノはせいぜい60年ほどで枯れてしまうのだそうだ。

吸葛

吸葛。 花弁だけだったら可愛らしく見えるんだろうが、わらわと伸びる雄蕊や雌蕊(?)がちょっと気持ち悪い。