2003 07 21

コスプレ

世間一般には休みだが、俺は朝からお台場で仕事。

いい加減腹が減ったので食事に出たら、コスプレ大会をやっていた。 染めたのか鬘なのかは判らないが、普通ではありえない色とりどりの頭。 頭と同様の派手な色で、しかしどうしようもなく安っぽい、微妙な露出の服。 セーラー服、メイド、忍者(?)、でっかい羽を生やしてるのは天使のつもりだろうか。 猫や兎の耳をつけたのも。 そんなのが大量に集まって、カメラを持っている人の注文に応えて、いろんなポーズをとっていた。

通りすがりにではあるが、初めて生で見たコスプレイベント。 しかし、どこもあんなものなら、もう見なくてもいいかな。 見せる側の男女比は 7:1 ぐらいで圧倒的に女が多いのだが、これといって綺麗な人もいず、露出の高い服装は何故か皆デブ。 ま、もともと太り気味が多いのだが、その中でも目立って太いのばかりが、際どい衣装を着ているのだ。 普通は、そういった体型は隠したいのではないかと思うのだが、彼女らはむしろ際立たせる方向。 何なんだろう。 特に意図は無くて、主人公の体型(たいてい細身)に合わせて作ったら、相対的に隠す面積が小さくなっただけということなんだろうか。

コスプレが、一人でこっそり仮装してみるのではなく、人に見てもらうことが重要なのは判る。 それが、日常の中で注目を集めない人たちのある種の補償の場になっているのか、それとも、日常の服装とは違うことで、似合うとか似合わないとかを離れた、例えば自分が描いた絵を人に見せたいというような感覚なのか、その辺りが俺にはよく判らない。 そう言えば、昔、浅草橋ヤング洋品館(ASAYAN)という番組でストリートファッション対決なんてやっていたんだけど、そこに集まってくる娘も、可愛くないのほど凝った格好をしていたな。

ここで急に雨が降ってきて、折角の衣装化粧が台無しにならないかなどと思っていたら、本当に雨が降ってきた。 それも結構激しく。 おかげで、レストランからわずか数百メートルを戻るのに、100円ショップで傘を買う羽目に。