2003 09 27

夜勤前

朝のテレビをぜんぜん見ない日々が続いていたので気付かなかったが、しばらく前のめざましテレビでのこと。 その日のスポーツ新聞朝刊各紙では、この番組に出ている高島彩と競馬の武幸四郎との交際が報じられていた。 ところが、番組内の朝刊チェックのコーナーでは、この記事に触れるどころか、予め切り抜いて一切画面に出さなかったんだそうだ。 もちろん何のコメントもなし。

女性アナウンサーをタレント紛いに前に出して、都合が悪いときはサラリーマン扱いする。 それはどのテレビ局でも同じことだが、わざわざ新聞を切り抜いてまで隠すところが素晴らしい。 スポーツ新聞をどれだけの人が見ているのかは判らないが、見ればすぐ判るようなことにて対してこの態度。 表に出ないところでは、いったいどんなことをしているのか、想像は膨らむばかりだな。

フジテレビってのは、そもそもバラエティ専門であまり信用できないイメージがあると思う。 信用できるイメージはNHKか。 ま、イメージだけなんだけど。 紙メディアだと、それなりの信用を得ているイメージがあるのが日経ブランドだと思うが、これもちょっとね。

最近見つけたデジタルカメラのレビュー記事のお詫び。 日経トレンディネットから。

9月16日の初出時に、 「EOS Kiss Digital」 の画像が撮影した元データではなく、AF精度や解像力について不適切な表現がありました。 お詫びして訂正し、改訂版として掲載いたしました。 前者はWebページ制作過程で、誤って元データを書き換えてしまったことによるミスで、意図したものではございません。 読者の皆様および関係者に多大なご迷惑をおかけしましたことを、あらためて深くお詫びいたします。 今後は、このような誤りがないように正確な記事の掲載に努める所存でございます。 どうかよろしくお願い申し上げます。

記事は、*istD を EOS Kiss と比較する形でレビューしたもの。 わざわざお詫びしなければならなくなった原因は、両者の比較用に使った画像のうち EOS Kiss のものが、Photo Shop で加工されていたことだった。 だったら写真を差し替えて、直接関係する部分のみを書き換えればいいようなものだが、改訂版では、初出の記事にあった *istD に対して否定的なニュアンスを示す部分が殆ど削られている。 うろ覚えなのであまり正確ではないが、比較する形ではない *istD の画像についたコメントも、初出にあった否定的なニュアンスが削られているように思う。

加工した画像を、そうとは言わずに使って比較し、否定的なニュアンスの文章をいろいろ埋め込む。 写真が加工したものであることを指摘されると、今度は一転してほぼすべての否定的な部分を書き直す。 改訂版のこの極端な記事修正こそが、初出の記事の否定的なニュアンスが肇から意図したものだったことを示すのだと、俺には思える。

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秋茜

一括りに赤蜻蛉と言うが、実際は結構種類がいて、赤い部分も、羽の模様も、種類によって結構違っている。 こいつは秋茜。 あ、いや、夏茜かもしれない。 ま、どっちにしても全身が赤で、赤蜻蛉という名前がもっとも相応しい赤蜻蛉なのである。

山芹の1

山芹。 だと思うが、はっきりしない。 この花火のような花の形から、芹科であることは確かだけど。 複散形花序というのだそうだ。

山芹の2

芹の蕾。 複散形花序を成す小さな花の一つ一つが蕾になるのかと思ったら、花火まるごと一つの蕾に収まっていた。 今にも開きそうな薄皮を通して見える蕾の中は、通勤時間帯の山手線のよう。 ぎゅうぎゅう詰めの大混雑になっている。

白い花

フウロソウだと思うが、雌蕊の形が違うようでもあり、よく判らない。 ひっそりと咲いている姿が可愛らしいが、気になるのは、花よりも蕾(?)の方。

鬼の金棒

鬼の金棒のような一つ一つが、たぶん種で、他の動物にひっつくことで運ばれるタイプなんだろう。 これはまだ全てが揃っているが、周囲には、金棒がいくつか欠けたものもちらほらとあった。 しかしまあ、良く出来ているものだとつくづく感心するよ。 通りすがりの動物にくっついて行くために進化した結果は、NASAが宇宙服に採用したと同じ、マジックテープなんだからね。 あれ? そもそもマジックテープは、ひっつく植物を参考にしたんだっけ?

継子の尻拭い

お供え物の和菓子を小さくしたような可愛らしい蕾。 僅かに綻んだのが一輪。 図鑑で調べたら、 「ママコノシリヌグイ」 とあった。 継子の尻拭い。 継子の尻をこれで拭う。 何故これを使うのかというと、茎に棘が生えているから。 継子虐めだね。 昔の人が実際にこれを使って継子虐めをしたわけではなく、そんな用途を想像しただけなんだろうが、それにしてもね。

いわゆる差別用語のついた昆虫の名前が、去年だったか、変更された。 植物も、いずれ同様に差別用語っぽいものを排除する方向で変更されるのだろう。 そのとき、こいつの名前はどう変わるのだろうか。 或いは変わらないのだろうか。 俺は、 「継子」 は差別用語じゃないと思うし、このままがいいんだけど。

怪しい花

何だかよく判らない花。 色、模様、雄蕊雌蕊の付き方、袋のような花弁、それが袋の口辺りでぶら下がっていること、袋の奥がアラビアンの靴のようにぐるぐるになっていること、 もう何から何まで怪しい。
「ひょっとすると、俺、食べられちゃうかも」
と、この花を見た昆虫なら思うはず。

チクヤケマイマイ

チクヤケマイマイ。 蝸牛の一種。 平べったくて、プレスリーの袖飾りみたいなのが付いてて、よく見かける蝸牛とはぜんぜん違う。 とても同じ仲間とは思えないのだが、考えてみれば、地上に出てきた貝をひっくるめて 「蝸牛」 と呼んでいるのだから、いろんなのがいて当然か。 日本には、蝸牛はだいたい500種類ぐらいいるんだそうだ。

かつてヨーロッパでは、蛞蝓のことを、病気の蝸牛と考えていた。 しかし、よくよく蛞蝓を観察してみると、これはこれで完結して健康そうである。 ひょっとすると、実は蝸牛が病気の蛞蝓ではないのだろうか… といった感慨を、研究すればするほど 「ひょっとしたら、まともなのはこいつ等で、俺たちが狂っているのかもしれない」 という感慨を抱かせる狂人に重ね、狂気のことを 「蝸牛病」 とも呼んだのだとか。

明日はまた夜勤。