2003 11 22

紅葉

11月も残り僅かとは思えないほど暖かい。 日向なら、半袖でも寒くないほど。 布団を干しながら眺める山には、黄色や橙色がちらほら。 そろそろかな? と、紅葉を眺めに高幡不動に行ってみた。

紅葉はまあいい感じ。 もうちょっと経つと、もっといい感じかもしれない。

その紅葉を、或いは紅葉をバックに、写真を撮る人がたくさんいるのだが、これがちょっとね。 特に、親が子供の写真を撮っているパターン。 バックに他人が入るのが嫌なんだろう。 カメラを構えたまま、 「もうちょっと…人がいなくなったら…あぁまた人が…」 なんて、延々言っている。 その間、俺を肇とする寛容な人たちは、家族の写真に入らぬようにずっと足を止めてやってたりする。 要するに邪魔なのだ。 写真を撮った後で、ちょっと頭でも下げりゃまだ可愛げもあるが、そーゆーのは一切無し。 親がこれでは、自分勝手な子供も増えるだろう。

その不快感は、 「邪魔だろ、さっさと撮れよ」 なんて思いながら待っているからで、もっと言えば、感情的な欲望が理性的な欲望に負けたが故に待っているからで、待ってやるのも 「勝手に待ってるんだろう」 と言われればその通り。 寛容ってのも微妙なところではあるな。

そんな暖かい日の夜に、北の国から初雪便り。