2004 02 22

猫の日

最近、CD屋で Freddie Mercury の歌声をよく聞く。 I was born to love you とか。 何で今頃フレディ? と思っていたのだが、どうやらドラマで使われているためらしい。

「何を聴いてるんですか?」

「QUEENよ」

「へー、QUEENですか。 渋いですね。 好きなんですか?」

「そうなのよ。 あの人たちって、才能あると思わない?」

「んー、ファンはたいてい対象に才能を感じますからね」

「どーゆーこと?」

「才能が判るってよりも、単に好きってだけのような」

「そんなこと無いわよ。 才能あるわよ」

「まあ、それなりに才能はあるんでしょうけど」

「そうよ。 才能あるんだもん」

昔、もう本当に昔のある日、こんな会話をしたのだった。 俺はこの人がすごく好きで、でもちっとも相手にされなかったんだよなぁ。 QUEENを聴くたびに、そんなことを思い出す。

その人と駅ですれ違った。 すれ違いざまにちらっと見た表情は、何だか疲れているようだった。 彼女が俺に気付いたかどうかは判らない。 俺は声をかけなかった。

2月22日は、にゃんにゃんにゃんで猫の日だそうだ。 本当かにゃ。

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吊橋

通行止めの吊橋。 通行止めになっている理由は判りやすいが、そもそも何でここに橋なのかが判らない。 予算消化の為だろうか。