2004 03 07

消極的に人殺し

日差しの中を雪が舞ったりもする妙な天気。 とりあえず寒い。

最近、テレビを見ていて気になるのは、骨髄バンクの広告。

あの頃骨髄バンクがあり、貴方のドナー登録があったなら、きっと僕は46歳の夏目雅子に逢えていたに違いない。

年齢は46歳じゃなかったかもしれないが、それは問題じゃない。 気になるのは、ドナー登録するのは 「貴方」 で、夏目雅子に逢えるのは 「僕」 だってこと。 そして、裏返すと 「貴方が骨髄を提供しなかったから、僕が夏目雅子に逢えなかった」 と、もっと言うなら、 「貴方が骨髄を提供しなかったから、夏目雅子が死んだ」 となるような台詞を流してしまう無神経さ。

ま、わざわざ裏返して文句をつける必要も無いんだけどね。 ちなみに俺は、骨髄バンクはもちろん、臓器提供の登録もしていない。 あ、こんなCMに妙に引っかかるのは、臓器提供しないことを心の隅で後ろめたく感じているからかもしれないな。