2004 06 21

台風

台風の中を出張。 とは言っても、ほとんどが電車の中で、外を歩くのは10分程度。 その間は雨も大したことはなくて、あまり濡れずに済んだ。 俺の日頃の行いがいいからだろう。 打ち合わせには静岡から来ている人もいて、 「さっき会社から電話があったんですけど、静岡は大変なことになっているようです」 なんて言ってた。 彼は無事に帰れたのかな。

出張先から直帰して、南平に着いたのが5時ぐらいだったかな。 電車に乗っている間は随分強い雨風だったようで、駅では、びしょ濡れになった高校生の女の子たちがキャーキャー言いながら髪を直していた。 高校生ってのは俺にとってはあまり魅力的でない層なのだが、それでもやはり、ブラウスが濡れて体に貼り付いているのには目が行ってしまう。 何だか負けた気分なのに、ちょっと得した気分。 試合に負けて勝負に勝った…とはちょっと違うか。

最近ちょっと気になっているのがドラえもん募金。 ドラえもんが出てきて募金をお願いする、公共広告機構のやつ。

僕、ドラえもんです。 こちらにお電話ください。

0990-511-522

電話1回で300円の募金。 それで、世界の子どもたちを約15人、小児麻痺から守ることができるんです。 僕、ドラえもんからのお願いです。

これ、ドラえもんを出すぐらいだから、子供に呼びかけてるんだろう。 子供がこれに釣られて電話することを、広告する側は期待してるんだろう。 ターゲットは小学生以下か。 で、何が気になるかって言うと、金の出所なんだな。 街で募金箱に金を入れるのは、実際に硬貨を入れる訳で、それはたいていの場合、子供が自分の小遣いから出す。 それが電話だと、その金はほぼ確実に親が出すことになる。 ま、子供の小遣いだって親が出しているのだが、それは子供の自由裁量の範囲として渡しているのであって、そこから募金に回すのは問題ない。 でも電話は、親が知らないうちに子供が勝手に電話するかもしれないからね。 そして、その金を払うのは親。 結果として親は、何の了解も無しに募金させられるのだ。 それが募金で、子供はいい事をしたと思っているから、後で知ったとしてもあまり強く叱ることもできないのだ。 ひょっとしてそれが狙いか? なんて思うと、300円という値段設定も気になってくる。 ちょっと高くないか? 小学生が街頭募金に出すのは、たいていの場合100円玉一枚だと思うのだが。

明日も雨かな。