2004 10 15

藁の日々

溺れる者は藁をも掴む。 しかしもちろん藁では体が浮くはずも無く、一緒に溺れてしまうのだけど。

ここ数日が、そんな藁の状態だった。 火を噴いているところを 「ちょっと手伝って」 と言われて、2日のはずがもう2週間。 家に帰るのは終電かタクシー。 土日祝日関係無し。 すっかりぐったり草臥れた、溺れる者に掴まれた藁。 それでも少しではあるが明かりが見えてきたのは、藁でも大量なら役に立つってことか、或いは藁よりはマシだったのか。

棚卸の処理を作り直していて、 「『棚卸で皆殺し』って語呂がいい」 ってことに気がついた。 で、周りの人に 「棚卸で皆殺しって語呂がいいよね?」 と訊いてみるのだが、訊いた人の全員が 「意味が判らない」 と言うばかり。 意味なんてどうでもいいのだが、意味が判らないと語感も楽しめないんだろうか。

本当はもう一つ、 「ドキドキワクワク」 をアナグラムると 「ワキワキドクドク」 になっていい感じだってことにも気がついたのだが、こっちは更に意味が無いので、もう訊きもしなかった。