2004 11 15

駄目な子供の記憶

中国は原潜で領海侵犯。 北朝鮮は拉致。 韓国は核開発疑惑。 どうするよ。

紀宮さん婚約で思い出したのだが、先々月だったか、小学校の同級生が結婚したと噂に聞いたんだった。 誰から聞いたのかは忘れたが、誰が結婚したかは覚えている。 というのも、小学校のとき、ちょっと気になっていた子だったから。 気になって、ついちょっかい出して、泣かせちゃったりしたんだよなぁ。

漠然と冬、まだそれほど寒くなかったある日の放課後、教室に残って友達と遊んでいた。 で、その子の机の上に、鍵のかかったノートが置いてあることに気がついた。 ただのノートなら気にしないのだが、鍵付きのノートってのが、そこにいた皆(男の子ばっかり)の好奇心を刺激したのだった。

「鍵かかってるで」

「開くやろか?」

「見るん?」

「開いたらな」

「こんなん簡単やで。 貸してみ」

不幸なことに、当時どういう訳だか鍵というものに興味を持っていた俺には、その鍵は簡単に開けられた。 ノートは、その子が友達としていた交換日記だった。 交換日記だと判ってようやく良心の呵責を感じ始めたのだが、その場の誰も、もちろん俺も、見るのを止めようと言わなかった。 そして、ぱらぱらとノートをめくって、見つけてしまったのだった。

私は○○君が好き

言うまでも無い当然のことだけど、それは俺なんかではなくて、スポーツが得意でカッコいいとされていた男の子。 「やっぱりあいつや!」 と盛り上がる周囲に上辺だけ合わせながら、 「あぁ、そうか」 と冷静にがっかりしたのだった。 見なきゃよかったと後悔したのだった。 その後、帰ったと思ったその子が戻ってきて、めちゃくちゃ怒られたのだった。

彼女はまだ覚えているだろうか。 まるっきり忘れられてると、ちょっと寂しい。 はっきり覚えていられるのは心苦しい。 そう言えばそんなことも…程度に覚えていてもらえると嬉しい。 今更だけど、ごめんなさい。 お幸せに。