2005 01 18

日本から来た男性2名

昨日で阪神淡路大震災からちょうど10年。 火災が収まった後の映像は、何だか時間が止まっているように見えたんだけど、もちろん時間が止まる筈も無くて、気が付けば10年なんて時間が経ってしまっているのだな。 「気が付けば」 なんてのは、震災に遭わなかった人間の感慨なんだろうけど。

土曜の夜ぐらいから風邪っぽくて調子が悪かったのが、日曜はダウン。 昨日も回復しなくて休暇。 で、寝たり起きたりしながらテレビを見ていたら、こんなニュースをやっていた。

釘打ち機で釘を打ってる時に、何の弾みか自分の頭に釘が刺さった。 しかも本人はそのことに気付かず、1週間ぐらいそのままで生活。 歯が痛いので病院にいってレントゲンを撮って、そこでようやく釘が刺さっていることが判り、釘を撤去。

ま、息抜きニュースだよなぁ…なんて思ってたら、アナウンサーがぼそっとコメント。

「釘打ち機の威力って、凄いんですねぇ」

そっちかよ!

北朝鮮代表となったJリーガーの2人が、けっこうしつこく取材されていた。 目標とか、普段の生活とか、どんな音楽を聴くのかとか、当たり障りの無いことばっかり訊かれてた。 せっかくだから、 「政治とスポーツは別」 なんて建前を捨てて、北朝鮮の政治体制とか、拉致だとか、いろいろと障りのあることについて訊いてみればいいのに。 これから北朝鮮代表チームに合流しようというこのタイミングで日本寄りに答えれば、チーム内での立場が無くなるかもしれない。 かといって北朝鮮寄りに答えれば、試合後の日本での生活で気まずい思いをするかも知れない。 どちらにも答えにくい。 でも、だからこそ、彼らがどう答えるのかを聞いてみたい。 悲しいのが判っていても、そこに追い討ちをかけることになっても、 「今の気持ちは?」 なんて訊くのがジャーナリズムなら、彼らに対しても是非ジャーナリズムを発揮して欲しいものだ。