2005 05 27

立ち上がれ日野の貧乏人よ

相変わらずの浜松町勤務。 通勤に1時間半ってのは、やっぱり疲れるね。 仕事に行くのが一仕事。 仕事そのものは大したことないけど、家に帰るのがまた一仕事。 家に帰ったらもう何もする気がしない。

+

共産党の広告がポストに入っていた。 最近、街宣車も走っているのは、何かの選挙が近いからだろうか。 で、いつもならゴミ直行の広告を、何となく眺めてみた。 そこで攻撃されていたのは日野市議会。 「共産党以外の政党は、海外視察と称して無駄な金をいっぱい使っています。 こんなに贅沢な旅行をしています」 という、まあ何と言うか、ありきたりなもの。

議員の海外視察が市政に対してどれほどの効果を持つものか、俺は知らない。 かつて、西欧に追い着け追い越せと必死になっていた頃には、やる意味は大きかっただろうと思うが、しかし今では、慣習に堕した慰安旅行にしかなっていないんじゃないかって気はする。

で、共産党がそうしたことのチェック・広告をするのはいいのだが、その仕方にちょっと引っ掛かりを感じるのだな。 広告のポイントが、どうも 「豪華」 ってとこにあるようで。 「税金を使ってこんなに豪華な旅行をしてますよ」 と言うとき、豪華にポイントを置くのは、広告のターゲットが貧乏人だってことだからね。 議員がしているよりも遥かに貧乏な旅行しかできない、或いはそもそも海外旅行なんてできない貧乏人。 そこには、 「お前ら貧乏人にはできないのに」 が省略されているのだな。

そんなところに引っ掛かりを感じるのは、俺が自分自身を貧乏人の側として意識しているからか。 しかし、いいね、妬みや僻みで正される政治。