2005 07 06

スパイダーマン

大江戸線の大門駅A2出口をでて右に曲がるとすぐにコンビニがあって、いつもそこで昼用のサンドイッチやオニギリを買っている。 で、今日もいつものように店に入ろうとしたら、そこにスパイダーマンがいた。 蜘蛛の巣模様の全身タイツ。 くっきり浮かぶ体のラインはけっこうゴツくて、蟹股気味の短い脚と相俟って柔道家を思わせる。 そんなスパイダーマン、今日は新製品の蕎麦だか冷やし中華だかのキャンペーンらしい。 勝負に勝ったら何か差し上げますなんて、数人のOLさんたちとじゃんけんしていた。

こういったキャンペーンのコスプレなら、そのコスチュームは、コスプレイベントで素人が作っているものよりもよく出来ているのだろうと思ったが、そうでもないのだな。 体にフィットしていないのは、何人かで使い回すのだろうから仕方が無いにしても、素材は安っぽいし、縫製は荒っぽいし。 いや、でも、日常にポツンといるからこそ、そういった粗が目立つのかもしれないな。 コスプレイベントってのは、参加者の多くが同じバックグラウンドを持って同じような幻想で現実の貧困を補ってくれる場なんだろうから。 もっとも、素人のコスプレイベントってのも、台場に出張したときの通りすがりに何度か見ただけなんだけど。 あれも貧乏臭かったなぁ。

で、俺は、いつものサンドイッチをお買い上げ。 これはこれで貧乏臭い。