2005 07 23

地震

土曜日だというのに仕事。 浜松町で。 それが仕事であっても、冷房でひんやりした中で過ごせるなら、 「これはこれでいいか」 なんて自分に嘘をつく余地もあるんだろうけど、省エネと経費削減で休日は冷房無し。 暑い。 もうぐったり。

そんな、何もしないうちから苛々するような状態なのに、一緒に出てきている人が話が通じなくて、苛々もより一層。 印刷関係の運用について説明して質問に答えていたのだが、こいつ、俺の回答に 「ああ、なるほど。 判りました」 と納得したはずの質問を、何度も繰り返すのだ。 最初は、俺の説明が悪いのかと思っていたのだが、何度も話しているうちに、そうじゃないと判ってきた。 こいつ、ちょっと話が長くなると、最初の頃の話を忘れてしまうのだ。 大前提となる条件を忘れてしまったら、そりゃ話も通じないだろう。 更に何度か説明させられたところで久々に切れかけて、怒鳴りそうになるのをすんでに思い止まって、しかし話を続ける気力は無くて、 「もういいです」 と投げてしまった。

そこに震度5の地震。 5階という中途半端な高さではあっても、そこはビル。 もう揺れる揺れる。 内心びびりまくっていたのだが、ついさっき怒りを見せたばかりなので、 「こんなの全然平気」 って顔して仕事を続けたのだった。

ちょっと迷ったけれど、やっぱり面倒が勝って帰りは地下鉄。 家の中はどうなっているかと、ちょっとドキドキしていたのだが、何の被害も無かったな。 部屋の隅に積んである本も、テレビの端っこに座っている蛙と猫も、出たときのまま。 父と母と妹のそれぞれから電話があったのが、嬉しいような鬱陶しいような。