2005 11 07

逃げ出した夜、眠れない夜

終電で帰ったり、終電に間に合わなくて一駅歩いて帰ったり、相変わらずクソ忙しい。 その忙しさもいよいよ大詰め、本番稼動前の最後の調整だった先週末の夜、出張先の会社の新人が逃げやがった。

彼が分担していたのは印刷周り。 制御の仕方を変えなきゃいけないところがあって、まだちょっと怪しいものの何とか動くようになった、夜の10時頃。 「そこ、中途半端に違うやり方を残したままにしとくの?」 と、あまり手を入れたくなさそうなところを、禍根を残さぬようにとせっついてから暫く放置していたら、突然席を立ってどこかに行ってしまった。 それっきり戻ってこない。

同じ会社の人達はさすがに心配が先に来るようで、 「どこかで倒れてるんじゃないか?」 と、各階のトイレを探してみたり携帯に何度も電話したりしていたのだが、その携帯が途中から留守電になって、ようやく逃亡で確定。 彼らのリーダーは、他の若手メンバーに、 「そっちに連絡があったら、『怒ってるけど、怒ってないから、明日おいで』って言っといて」 なんて言ってた。

そして残された俺達は、その夜そのまま徹夜。