2005 12 08

着けた色すら人の所為

久しぶりに 報道ステーション を見た。 相変わらず古館君は痛々しいな。 向いてないのは自分でも判っていると思うのだが、まだ辞める訳にはいかないんだろうか。

ま、古館君はどうでもいいか。 気になったのは、松本サリン事件で犯人扱いされた人を紹介する台詞。

「当時警察から犯人扱いされた」

警察だけじゃないだろ。 警察ってのは、言ってみりゃ疑うのが仕事。 第1通報者を疑うのは、過去にその手法がそれなりに成果を挙げてきたからであって、疑われた人には気の毒だが、仕方が無いところでもある。 けど、そうした(リーク?)情報を鵜呑みにして、まだ捜査中の段階なのに 「あいつが犯人らしい」 と煽る様な報道をするのはどうなんだ? 犯人扱いされた人を最も苦しめたのは、そういった報道に背中を押された馬鹿がした非難の電話や手紙、急に変わった御近所の態度だったんじゃないかと、俺には思えるのだが。

その後、オームと判ってから、彼に謝って見せるというパフォーマンスをしたのだから、せめて 「当時警察の情報を鵜呑みにした私たちが犯人扱いしてしまった」 ぐらい言わないと、そのパフォーマンスが実は何の反省も無い、謂わばアリバイ作りだったと受け取られるぞ。 それって、中国や韓国に対する態度として自分たちがいつも日本(政府)に求めているものだろうに。

こんな連中に実名報道するかしないかの判断を委ねたくは無いよなぁ。 メディアに実名を知らせるのは別にかまわないが、その公表を自分たちで判断しないこと。 裁判で有罪が確定して実名、それまでは指名手配を除いて名前は伏せる。 ぐらいなら、まあ納得できるかな。 あと、被害者の実名報道は止めてやれよ。 女に 「美人」 と付けるのも。 たいてい美人じゃないし。