2006 04 16

海へ行ってみよう。

そう思い立ったはいいが、富山港線は廃線で、これに代わる港への路面電車は今月末の開通。 ということで、富山港は諦めて、ちょっと遠くの滑川に行って来た。 富山から北陸本線に乗って20分ぐらいだったかな。 蜃気楼を期待して魚津も考えたが、生憎の曇り空。

その滑川。 富山に来るときの景色から予想はしていたのだが、そんな予想以上に、何も無いところだった。 駅周辺にコンビニも無い。 あるのはただ海だけ。 その海も、どんよりと澱んだ感じだった。

そしてまた雨。 富山に来てからこっち、雨の降らなかった日がない。 どうなってんだ。

日本海

滑川駅を出て5分も歩くと海。 潮の匂いが新鮮。 東京の海では潮の匂いがしないからね。

残念なのは天気。 どんより曇った空を映して、海の色も暗い。

鴎

強い海風に乗って、人のすぐ近くを悠然と飛ぶ鴎。

港

港の中の船は、どれもみな小さい。 この辺りは蛍烏賊の産地だそうで、漁船のほとんどは蛍烏賊を相手にするものなんだろう。 ちょっと大きめの船は、蛍烏賊料を観光客用に見せるためのものらしい。 水産学校の実習船もあった。 漁師だけで暮らしていけるのかな。 って、余計なお世話か。

何も無い滑川を早々に引き上げて、富山市内を散歩。

芸術

素人目には、失敗を芸術と言い張っているだけに見えるオブジェ。 ま、何時の時代も芸術は詐術と紙一重なんだろうが、現代アートは特にそんな感じ。

消防団

富山市消防団総曲輪分団の車庫。 このシャッターが開いて、実際の消防車が出動するのだな。 ちょっとカッコいいかも。 ナンバーまで描き込んであるのも良い感じ。

図書館

図書館の外壁。 かっこいい。

滝廉太郎

子供の頃の滝廉太郎だそうだ。 この像と本人とがどれだけ似てるのかは知らないが、つい目がいってしまうのは顔の模様。 傷んでできてしまったものだろうが、まるで涙のように見える。 滝の涙。

デビルマンにもこんな模様があったな。 なんにでも 「デビル」 を付けるルールをそのまま適用するなら、これはデビル滝。 あ、いや、デビルを付けるのは特殊能力に対してか。 名前なら、滝“ザ・デビルマン”廉太郎ぐらいか。 リングネームみたいだ。