2006 08 18

休み明け

何もせず、ひたすら怠惰に過ごした連休も、昨日で終わり。 また面倒な日々が始まってしまうのだった。

「あいつ、会社に来なくなっちゃったんだよ」

そんな面倒な日々の始まりに聞いたのがこれ。 休み前、ちょうど手が空いたからと他グループの手伝いに入れられたところが、全く何もできなくて潰れてしまったらしい。

休み前から、その兆候はあった。 急に入ったものだから、まずシステムが見えない。 構成、関連、環境、頼りになるのはドキュメントだが、火がついている仕事の例に漏れず、役に立たないものばかり。 更に不幸なことには、言語がそいつにとってほぼ未経験のjavaだったこと。 休み前のそいつは、死んだような目でモニタを眺めたまま、手は全く動かず、ただ時間だけが過ぎていくという状態だった。

さすがに見かねて、eclipseが使えるようにしたり(それまではメモ帳だった)、プログラムを修正するときのコードの追いかけ方を説明したりしたのだが、状況は変わらない。 見るからに時間の無駄なので、余計なお世話かとも思ったが 「手伝いの分担にはVBもあるんだろ? だったらそっちをやるように、分担なりスケジュールなりを変えてもらえよ」 と言ってみた。 「このままだと、結局何もできませんでしたで終わるんじゃないの? VBなら、少なくとも言語は判るんだから、成果0ってことはないよね。 手伝ってもらう方だって、その方が良いと思うけど。 それに、駄目なら駄目って早く言わないと。 あっちだって、それなりの成果があることを前提にスケジュール組んでるんだろうからさ。 最後になって『何もできてません』なんて、手伝いが迷惑にしかならないだろ」 なんて。

その後、暫く迷っていたようだが、結局はVB側に替えてもらい、少なくとも死体状態からは立ち直っていた。 「テンパるって状態が初めて実感できましたよ。 さっきまで、頭の中が本当に真っ白で、何も判らなくなってました。 替えてもらってよかったです」 なんて言ってたのだが、変えてもらってもやはり駄目だったのだろうか。

ところで、そいつを潰したストレスだが、 「こなしきれない仕事の量」 ではなくて 「仕事ができない自分(理想とかけ離れている自分)」 だったのかもしれない。 連休中に終電で帰ったりしていたそうだが、その程度のことならこれまでに何度もあったんだし。 とすれば、 「できません」 と自己申告するように言った俺も、ストレス要因だったのかもしれないな。 ま、だからどうってこともないんだけど。