2006 11 04

ビーズ

ビーズって、ビーの複数形だよな。 これは判りやすい。 あの粒の一つ一つをビーというんだろう。 ビー玉のビーも、たぶん同じだな。

どういう流れだったかは忘れたが、通勤電車の中でそんなことを考えていた。 家に帰ってから、朝にそんなことを考えていたのを思い出して、念のために調べてみた。 小学館 Bookshelf Basic によると、確かにその通り、 じゅず玉状のもの とあった。 ビールの泡や汗の滴もビーズと言うのだそうだ。

ついでに、bead(s)を使った熟語を見た。

drop beads
会話中にうっかり自分が同性愛者だとばらしてしまう。

ぽろっと落としてしまうことを、うっかりばらしてしまうことに結びつけるのは判る。 そこまでは判るけど、何故に同性愛限定?

ビーズはもともとロザリオの玉のこと。 ロザリオが使われるのはカトリック。 カトリックは同性愛を禁じている。 と、全く繋がりが無い訳でもないが、カトリックが禁じていることって、他にもいっぱいあると思うんだけど。

教会の中から出てきた言葉だとすると、女人禁制の世界だから、同性愛として想定されるのは男同士だろう。 これが中国なら、宦官なんてのもいたことだし、 「玉を落とす」 が同性愛に結びつくのも判るが、カトリックにそんな風習は無かったよなぁ。 ひょっとすると、喩えではなくて本当に同性愛者がビーズを時々落としていたんだろうか。 穴が狭くならないように、或いは広がった穴から漏らさないための蓋代わりに、或いはそういったプレイで、詰め込まれたビー玉を。

ああ、止せばいいのに想像してしまった。