知らなかったのだが、先月、はらたいらが死んでいたらしい。 同じく先月、石川賢が死んだと聞いたときは 「おおっ！」 と思ったが、はらたいらにはあまり感動が無い。 これは、両者の作品に対する思い入れの違いか。
石川賢。 「5000光年の虎」 とか、 「魔獣戦線」 とか、好きだったんだよな。 どっちも中途半端に終わってるけど。 漫画版のゲッターロボもよかったな。 これまた、中途半端に終わってるけど。
対して、はらたいら。 クイズダービーの印象しかない。 テレビで見ていたときは、 「この人、頭いいんだなぁ」 なんて思ってたんだけど、実はスタッフから答えを教えてもらうことがあったとか。 まあ、だから頭が悪いってことでもないんだろうけどさ。
子供向けじゃないし、長編でもないし、はらたいらの漫画が俺の記憶に残らないのはしょうがない。 そんな中、唯一はらたいらの作品として記憶に残っているのは、バイブを使うかどうか迷う女の子の話。 父親がたまに買ってた雑誌で見たんだと思う。 「すごく気持ち良いらしいけど、一度使うと男の人じゃ満足できなくなるらしいし」 なんて悩む女の子に、当時の俺は、 「バイブって何だろう。 何に使うんだろう。 でも、きっと親に訊いちゃ駄目なんだろうな」 なんて、微妙なエロトキメキを感じたのだった。 結局使ったのかどうかは覚えていない。
しかし、年末になると人が死ぬ印象があるな。 事も残り僅か。 これからまた誰かがあの世に駆け込むのだろうか。