2006 12 22

美人

人の仕事の手伝いで終電帰りの日々が終わったと思ったら、今度は、人の仕事の手伝いで遅れた分を取り戻すために、終電で帰る日々。 自分で作るんだったら、スケジュールももっと自由になるんだけど、相手は中国だからなぁ…。

そんな帰りの電車の中、スーツ姿の爺さんが、俺と同じぐらいのこれまたスーツ姿のおっさんに講釈していた。 「なぜ美人は少ないのか。 それは…」 遺伝だとか、社会だとか、なんだか要領を得ないことを繰り返し話していた。 最近、そんな本でも読んだんだろう。 爺さん、酒が入ったせいか、ちょっとくどい。 なんだか調子に乗って見えるのは、聞いている方が一々 「ああ、なるほど」 なんて相槌を打つからだろうか。

さて、なぜ美人は少ないのか。 こーゆーのに、遺伝だとか社会だとかを持ち出すのは、まあ、悪い意味での学者頭なんだな。 何にでも説明をつけたくなるのはいいのだが、それにばかり気をとられて、本末転倒していることに気付かないでいるのだ。 なぜ美人は少ないのかって、その設問がおかしいことに気付けよ。 美人が少ないのではない。 少ないのが美人なのだ。