2007 01 20

話を聞いてみた

すっかりいつも通りに回復したようなので、話を聞いてみた。 これからどうするつもりなのか。 どうしたいのか。

とは言っても、選択肢はあまりない。 大きくは、広島で一人で暮らすか、東京に来て俺と暮らすか。 とりあえず元気になったわけだから、施設という選択肢は除外していいだろう。 横浜で妹と母と暮らすという選択肢は、多分無い。

結論としては、今の家を処分して、俺と暮らすことになった。 ま、処分と言っても、すぐに売れる訳でもないだろうし、売るための家具の整理などもすぐには出来ないだろう。

  1. 4月ぐらいまでに家具などの整理をだいたい済ませる。
  2. ゴールデンウィークに一度こっちに来て、マンションなりアパートなりを見てみる。
  3. 家はまあ6月ぐらいまでに売れればよしとする。

とりあえず、そんなロードマップを描いてみた。

父が今回のようになってしまったのは、母が言うとおり、寂しさを紛らわそうとして酒に逃げたからだろうと思う。 今は多少マシになってはいるが、以前は酔って暴れたりしたこともあったらしいし、酒に逃げる下地は十分にあったのだ。 けどまあ、急にまた一人になってしまった寂しさってのは、単なるトリガーでしかない。 他にも、あっちこっち体が悪くなってきたこと、それで好きな釣りにも行けないことなんかもあるんだろうと思っていた。

けど、今日の話しの中で、もう一つ大きな問題があったことを聞かされた。 友人の借金の連帯保証人になって、その友人に逃げられたんだそうだ。 金額にして200万だったか250万だったか。

前に勤めとった会社で、5年ぐらい付き合いのある友達だったんよ。 仕事の合間に、よく将棋を指したりしてのう。 ある日、そいつの奥さんが亡くなったんよ。 それで、葬式をするのに葬式代が無いけえ、借金をせにゃいかんのじゃが、保証人になってくれんかって、そこへ来て泣いて頼むんよ。 それでわしも、それまでの付き合いもあるし、目の前で泣きよるし、まさか逃げりゃせん思うて、つい判を押してしもうたんよのう。 そんときゃあ、借金は退職金で返す言いよったんじゃがのう。 退職はわしより1年早いけえの。 わしゃ、そいつが退職したときに、ちゃんと払うちょるもんじゃと思うちょったのよ。 それが、そいつが辞めてから暫くしたら、銀行から支払え言うてきての。 びっくりして、ちゃんと払うちょるじゃろう言うたんじゃが、全然払うてなくて、そん時にはもうどこへ行ったのかも判らんのよ。 アパートも空っぽになってての。 一応警察には届けてあるんじゃけど、まだ見つかっとらんのんじゃ。 それで、しょうがないから、自分の退職金で払うたんよ。 会社辞めたら、退職金と年金とで少しはゆっくり出来る思うとったんじゃが、はあ全然金は無いようになった。 このことは、お母さんらには言わんとってくれよ。

だそうだ。 そりゃ落ち込みもするだろう。 けど、母に内緒にするというのは却下。

しかしまあ、何でこんなことになるのかね。