2007 03 01

赤ちゃんポスト

ちょっと前、九州の病院で、赤ちゃんポストを設置するとかしたとかって話があった。 確か、慈恵病院。 熊本だったかな。

これ、良いのか悪いのか、今一つよく判らないんだよね。

こんなところに子供を託すなら、そもそも産まなきゃいいと思う。 でも、その判断なり自制なりがが出来ないような人だからこそ、産んでしまうんだよな。 まあ、妊娠してから事情が変わったとか、望んで妊娠したものの妊娠期間中に疲れ果てて、なんてこともあるだろうし、一概には言えないんだろうけど。

こうした施設が、安易に子を捨てることに繋がるなんて言う人もいる。 そうした面も確かにあると思うが、では、安易に子を捨てるような親の元で生きていくことが、子供にとって幸せなんだろうか。 そんな子供を待っているのは、育児放棄や躾という名の暴力かもしれないではないか。

そう思う一方で、より安全で確実なところに託されることが幸せなのかと言えば、それはそれで違うと思うし。 子供ってのは、やっぱり親を求めるものだろうし、託児がマイノリティのうちはやはり疎外感なんかを感じるんだろうし。 とは言っても、こんなのが当たり前になって、 「え、お前の親って生みの親なの? すげー!」 なんて驚かれるような世の中が、すぐに来るとも思えないし。

ああ、いや、託してそれっきりってばかりでもないのか。 生活に余裕が出来たら引き取るってのも有りなんだろう。 でもなぁ。 物心付かないうちに引き取れればいいけど、子供を育てられないような状況が、物心付かない間に好転するとも考えられないしなぁ。

ま、子供がいない俺には、どうしたってぼんやりとしか想像できないんだけど。

それはそれとして、赤ちゃんポストって、赤ちゃんを郵便物に例えたわけだよな。 女性を産む機械に例えて大顰蹙なんてことが最近あったのだが、これは問題ないのか?