2007 04 06

You Tube

動画サイトに次々と上げられている都知事候補の政見放送に対して、都選挙管理委員会が削除要請しているとのこと。

政見放送は公職選挙法で回数が定められており、特定の候補者の映像がいつでも視聴可能になっているのは公平性が保てない。

だそうだ。 まあ、いかにも役所のコメントだよな。

政見放送ってのは、本来、選挙期間中は(当選者の監視として選挙後も)いつでも見れるようにするべきものだろう。 回数が決められているのは、この法律を作った時代の技術的な制約の中で公平性を保とうとしたからではないか。 だったら、YouTubeなどの動画投稿サイトで24時間政見放送出来るようになった現在、積極的に使えばいいではないかと思うのだ。 特定の候補者の映像ばかりが視聴可能になっていて公平性を欠くと思ったなら、 他の候補の政見放送を選挙管理委員会が投稿しろ っての。 ま、実際に投稿したところで、見られるのは面白い(≒くだらない)ものばかりだろうが、それでもやれ。

でも、その前に、まずは既存メディアでの候補者の扱いだよな。 アメリカの大統領選挙だったかは、メディアが候補を取り上げる場合、どの候補に対しても同じ時間を割くことがルールだったはず。 日本もそうしてしまえばいいのに。 有力な候補者に絞って争点を明確にすることの価値を認めないわけではない。 しかし、 「自分の支援団体と民主党は関係無いと明言しないと、討論会で話をさせない」 などと黒川紀章に圧力をかけたりしているようでは、もう障害でしかない。 それでも、まだ発言の機会が有るだけいい。 所謂泡沫候補なんて、テレビの選挙報道では 「その他」 で一括り。 名前すら出してもらえなかったりするではないか。 そっちを指導しろよ。