2007 08 05

美術館巡り

上野へ。

午前中は、東京藝術大学美術館の 「金刀比羅宮 書院の美」 展。 パンフレットには、円山応挙、伊藤若冲、岸岱の三人の名前が挙がっていたが、メインは応挙。 次いで岸岱。 若冲の絵は数点。 俺は知らなかったが、若冲は最近人気らしい。 客寄せに名前を入れたのかな。 って、開催する側の思惑なんてどうでもいいか。

展示してあるものはなかなかよかった。 いつも思うことだが、画集やパンフレットで見るのと、実際のものとでは迫力が全く違う。 特に、襖絵などの元が大きな絵は、現物を見るに限る。 俺としては、円山応挙の鶴と、岸岱(たぶん)の蝶がよかったかな。 夕方の薄暗い中で見ると、きっとほんのり恐怖を抱かせるであろうところとか。 「鶴の羽の黒い部分、間違ってるよね?」 とは、連れのお嬢さんの指摘。

食事をして、午後からまた日本画。 と思ったのだが、行って見ると、全然違う展示をやっている。 場所を間違えたかと、ちょっと回ってみたが、それらしきものが見つからない。 で、予定を変えて、東京都美術館の 「トプカプ宮殿の秘宝」 展へ。

予定外に入った秘宝展だが、これはこれでなかなか。 展示品は、奥に進むにつれてダイヤモンド率が増加。 最後の方にあったコーランのカバーとかターバン飾り(?)なんて、それはもうキラキラと大変なことになっていた。

もっとも、宝石の加工技術は、さすがに中世のもの。 これだけ大きな石があるんだから、もっと綺麗にカットできればなぁ…と、ちょっともったいなく思うのは、先日見に行った ロシア皇帝の至宝 展と同じ。 まあ、同じ時代だし、ロシア皇帝に渡った宝石はトルコを経由してそうだし、似てるのも当然なのか。

家に帰ってから、もう一つの日本画展を調べなおしたら、去年のだった。 去年の今頃に開催されていたもの。 駄目じゃん、俺。 寝呆けてないでちゃんと見ろよ。

雑技

上の公園の一角でやっていた大道芸。 やっているのは中国人のようで、であれば大道芸ではなくて雑技と呼ぶべきか。

まずは仰向けに寝た状態で、両手・両足・額・口とグラスを装着(?)し、その後ゆっくりと姿勢を変えていく。 そしてこの状態。

まあ、凄いとは思うのだが、それだけなんだよな。 こうできるまで、きっと苦労したんだろう。 できるようになった今でさえ、決して楽な技ではないんだろう。 そう思いながらも、俺が注目するのは腋だったりする。