2007 09 24

総裁選

突然に辞任した安倍君の後任は福田君に決定。 麻生君は意外に善戦したが、 「意外に」 という言葉が示す通り、得票数では福田君に遠く及ばなかった。 中韓と距離をとる方向っぽい麻生君が勝ってくれれば、俺の仕事でも中国発注のノルマが減ったりするかも? なんて、淡い、そりゃもう本当に淡い期待があったりしたのだが、それも絶たれてしまったのだった。

こうした投票があるときの常として、ニュース番組で投票風景が放送される。 これ、前から疑問だったんだよね。 大事なのは開票結果と、その結果から予想される未来の図だろう。 投票風景をわざわざ撮ってくる意味が、いったいどれ程有るのか。 アナウンサーが原稿を読むときのBGVなら、他にいくらでもあるんじゃないの? なんて。

その疑問が、日本テレビのバンキシャを見て解決した。 撮りたいのは投票風景じゃない。 投票内容なのだ。 うまくすれば誰が誰に投票しているかが分かるかもしれないと、投票用紙の隙間を狙って盗撮しているのだな。 只の投票風景なんて、盗撮失敗のゴミかついでなのだ。

と言うのも、バンキシャで、盗撮した杉村大蔵の投票用紙を公開していたから。 投票用紙の映像自体は、なんとか 「麻生太郎」 と判別できる程度だが、そこに 「麻生太郎」 とテロップを入れ、 「麻生さんですね」 とコメントまでして。

議員タレント(≠タレント議員)の杉村大蔵の投票なんて、バラエティー的にしか使えない。 それに杉村大蔵程度なら、少々のことは大丈夫。 なんて、ちょっと調子に乗った判断だったのか。 それとも単に馬鹿で、これで取材が規制されるかもなんて思いつかないのか。 そうなったらそうなったで、報道の自由を盾にとる積もりなのか。 公開した理由は俺には判らないが、お陰で、こんなことまで盗撮しているってことは判った。

まあ、だからどうってことも無いんだけど。