2007 10 04

買ってはいけない

売春する少女を買って撮った猥褻写真を雑誌に投稿し、7年間でおよそ1800万円の報酬を得ていた男が逮捕されていた。 小学校の教頭だそうだ。

1800万ってのは凄いな。 7年間だから、年平均でおよそ260万。 月額なら20万ちょっと。 趣味が高じての副業なのに、主婦のパートよりいい稼ぎ。 しかし、金額よりも気になるのは、こいつから写真を買っていた雑誌社がどうなのかってこと。

俺の知る限り、この事件を伝える記事に、写真を買った雑誌社・出版社がどこかの記述は全く無い。

記述が無いのは、好意的に解釈すれば、記事の時点では何処が写真を買ったのかが判っていないから。 でも実際は、たぶん触れたくないから。

雑誌としては、名前を出して欲しいのかもしれないな。 被写体の殆どが売れないモデル。 でも偶に本物の投稿写真が混じっていて、それは売春している少女のもの。 なんてのは、こうした雑誌の購買層には大きなアピールになりそうだし。 ひょっとして、名前を出さないことが自主的制裁なのか? 或いはその逆に、あえて名前を出さないことで、業界全体の(つまりは系列の雑誌の)売上増加を狙うとか?

ところで、1800万ってのは報酬総額なんだよな。 利益はどのくらいだったんだろう。

利益 = 投稿報酬総額 - ( 売春婦代 + 設備費 + 雑費 )

あえて計算するなら、こんな感じか。 設備費ってのは、カメラなどの機材。 CD等のメディアの代金が雑費。 雑費はほぼ無視できるだろう。 設備費は、たぶん初期投資で10万ぐらいか。 これも、全体に対しては小さな金額なので、無視できる。 実質、支出の殆どが買春代。 警察が押収した写真は260人分だそうで、1800万がこれら全ての投稿の結果だとすると、一人当たりの報酬額はおよそ7万円。 少女の値段は、昔は5万円ぐらいだったのが、今はかなり値崩れしているとのこと。 これを平均して3万とすると、一人買って撮って売ると4万の利益。 260人では1240万。 年額144万。 月額15万。 うむ、やっぱりいい稼ぎだな。 この教頭のことだから、きっと稼ぎの全部を写真NGの子を買うのに使うのだ。 1人3万なら5人分。 写真OKが月に3人のペースだから、合計すると月に8人か。 教頭、無駄に元気だな。