2008 01 19

ゆとり

天気はいいが寒い。 泣きそうに寒い。 なんでこんな寒い時期にセンター試験なんだろう。 他人事ながら、ちょっぴり同情してしまう。 学力だけでなく、厳しい状況の中でも実力を発揮できるような能力も試しているんだろうか。

この寒い中、毎日新聞はわざわざセンター試験の現場まで出かけて、 「ゆとり教育をどう思うか?」 と、受験生に質問していた。

「詰め込まずじっくり勉強できた」 と評価する声がある一方、 「学校の勉強を補うために塾に通い、ゆとりを実感できない」 という生徒も少なくなかった。

だそうだ。 どっちの声がどれだけ多かったのかを言わないのが、こうした記事の厭らしいところ。 なんだよ 「少なくなかった」 って。

今では失敗が確定となっているゆとり教育だが、そもそもは詰め込み教育の反省から導入されたもの。 このゆとり教育を導入したのが、詰め込み教育を受けて育った連中だとすれば、そんな連中を作った詰め込み教育は確かに反省すべき失敗なのだな。 そして、失敗が失敗を生む負の連鎖。 ゆとり世代という失敗作は、今度はどんな失敗作を作るのだろう。 俺の老後は大丈夫なんだろうか。