2008 02 08

本当は怖いはずの話

北京オリンピックの会場建設で、たくさんの死者が出ているという噂。 中国共産党はこの噂を否定。 そんな記事を、少し前に目にした。 そのときに思ったのは、否定のポイントが普通に想像するところとずれているのかもしれないってこと。 「確かにたくさん死んだけど、死んだのは人じゃない。 人のような何かだ」 なんて。

海の向こうではなく、こちらに直接の害がある話。 中国の工場で作られた日本向けの冷凍食品に大量の農薬が入っていた事件。 これについても、 「農薬で死ぬのは害虫だけ。 日本人は害虫並なのか?」 と、中国共産党幹部の心の内を勝手に想像したりする。

こうした、本当は怖いはずの話に、ちっとも恐怖を感じないのはなぜだろう。 身近な話ではないからだろうか。 北京オリンピックはまだ少し先の話しだし、冷凍餃子は買わないし。

そうそう、餃子。 分倍河原の駅近くに餃子の店があるのだが、その店の看板に

本格手作り餃子

real handmade chaozu

と書いてあった。 いつだったか、餃子屋の前にあるカレー屋で、カレー食べながら表を眺めていて気が付いた。 「本格手作り」 は、英語に訳すと 「real handmade」 になるのか。 一つ賢くなったよ。