2008 03 02

自転車修理

買い物帰りに自転車が壊れたと父が言ったのが、一昨日のことだったかな。

走りよったら、急にペダルが空回りしての。 見てみたら、後ろのギアのところが駄目になっとるんじゃ。 しょうがないけぇ、そのまま押してそこの自転車屋に持っていったんじゃけど、 「こりゃ中国製じゃけぇ、ここじゃあ修理できん」 て言うんじゃあや。 餃子もじゃが、やっぱり駄目じゃのう、中国製は。 買ったところの、なに、ダイクマにも電話してみたけど、修理するのに持ってこいて言うんじゃあや。 引き取りにはこん言うての。 あんなとこまで、自転車押して歩いていけるもんじゃないでよ。 遠い上に道も狭いのに。 それで、後でちょっと見といてくれるか? 修理できるようならするし、できんようならもう買い換えるけぇ。

そして今日。 明るいところに自転車を引き出して見てみた。

確かに後ろのギアが車軸から遊離しているが、これは元々こーゆー作りなんだろう。 ギアには、内向きにもギア(?)があって、これが車軸と噛み合うようになっているらしい。 試しに嵌めてみると、ぴったり嵌る。 が、すぐに外れる。 よく見てみると、はめ込んだギアが外れるのを防ぐためらしいC型の金具が、車軸にぶら下がっていた。 なるほど、この金具を車軸のすぐ外にある溝に嵌め込んで、ギアがずれるのを抑える仕組みになっているのか。 何かの拍子でこれが外れたから、このギアまで外れてしまったのだな。 まずギアを嵌め込んで、それからこの留め金を嵌め込んでやれば、修理完了。 しかし脱落防止用だけあって、この留め金を嵌め直すのは大変そうだな。

「どんな?」

「これを嵌め直せばいいみたいだよ」

「修理できそうじゃの」

「できるんじゃない? でも、専門家に任せたほうがいいと思うよ」

「そうかのぅ」

「専門の道具があれば簡単に出来るけど、家にある道具だと、難しいんじゃないかな」

「それならええよ、やるけぇ。 これを嵌めりゃあええんじゃろ? ちょっとこっちを持っとってくれ」

そうして、自転車を弄繰り回すこと1時間。 最初は、自転車を立てたままでやろうとして挫折。 次いで、抑えやすいように寝かせてやろうとして、やはり挫折。 結局、後輪自体を取り外して、二人掛かりで抑えつけて、ようやく嵌めなおすことが出来たのだった。

組み立て直し、チェーンの遊びとブレーキワイヤの張りを調節して、軽く試乗。

「いけそうか?」

「ん、大丈夫みたい。 でも、明日にでもちゃんと見てもらった方がいいと思うよ」

「そうかのぅ」

「だって、あんな苦労しなきゃ嵌らなかった金具が取れてたんだからね。 まだ保証書もあったでしょ?」

「そうじゃのぅ、まあ、念のため行っとくか」

「それがいいよ」

ってことで、一応修理完了。 それにしても、なんであの金具が外れたんだろう。 走っているうちにワイヤーでも巻き込んだんだろうか。 ま、何でもいいか。 とりあえず動くようになったし。 ちょっと疲れた。 でも、久しぶりにやったこうした作業は、結構楽しかったな。

今日もいい天気。