2009 01 05

仕事始め

今日から仕事。 ただ怠けるだけの正月を過ごした身には、通勤だけで一日の気力を使い果たす重労働だったりする。 けどまあ、通勤する場所があるだけマシなのかもしれないな。 無職が集まっていた厚労相の講堂だったかは、仕事が始まるために立ち退きになっていた。 立ち退きとなった人たちは、どこに行くのだろうか。 自衛隊はどうだろう。 介護なんかもいいかも。

武蔵野線に乗り換えて、ふと上を見ると、広告を止める枠に紙が挟んであった。

悪、腹黒は弱い者に襲いかかる。

→老人、子供、ホームレス、女性、拾い屋、身障者、病人、貧しい者

メモ帳から切り取ったらしい紙片に、サインペンらしい青インクで書いてあった。 矢印の先が、これを書いた人が思う 「弱い者」 なんだろう。 弱者リストの末尾2つはうろ覚え。

武蔵野線に乗ると、この手のメモが挟んであるのをよく見かける。 どれも同じようなことが同じような紙に同じような字で書いてあるから、きっと同じ人が書いて挟んでいくんだろう。

その人がどんな思いで書き置いているのかは判らない。 世直しとまではいかなくても、見た人が何かを感じてくれればいいとか思ってるんだろうか。 でも、これを見た人の多くは、 「なんだこれ?」 で終わりだよな。 書いて挟んでる現場を見た人なら、 「なんかキモい」 なんて、むしろ拒否反応だろう。

テレビで取り上げられる 「職を失って公園に流れ着いた可哀想な人」 って、こんなメモを書きそうな人ばかりに見えるのだが、あれはどっちを意図してるんだろう。 「罪もない人が、こんなに酷い目に遭ってるんですよ」 なのか、 「無職になるような人には、やっぱりそれなりの理由があるんですよ」 なのか。

最近、ちょっと後者のような気がしてきた。