2009 10 10

日本残留孤児?

中国残留孤児に関連するようなしないようなニュース。 Yahooニュースから。

残留孤児の子孫として両親と来日後に在留資格を取り消され、国外退去を命じられていた奈良市在住の中国人姉妹に、千葉景子法相は9日、在留特別許可を出した。 最高裁で退去命令の取り消し請求訴訟の敗訴が確定しており、支援団体によると、敗訴確定後に在留を認められたのは埼玉県蕨市のフィリピン人、カルデロンのり子さん(14)ぐらいで、極めて異例。 姉妹は、帝塚山大1年、北浦加奈(本名・焦春柳)さん(21)と、大阪経済法科大1年、陽子(同・焦春陽)さん(19)。 退去命令は取り消され、定住者資格で1年間の在留が認められた。 在留は独立して生計を営むなどの条件を満たせば更新できる。 大阪入国管理局や支援団体によると、日本での就労が可能になり、再出入国許可を得れば中国などへの出国も認められる。

最高裁の決定を法相がなし崩しにするってのもどうかと思うが、この人、そもそも不法滞在の外国人の国外退去に反対なんだよね。 これまでも、いろいろと国外退去処分となった外国人の滞在許可を求める活動をしていた。 今回のことも、その延長なんだろう。 これまでは 「極めて異例」 だったものが、これからはよくある事例になるんだろうか。

千葉法相は、こうした取り扱いが在日外国人に対する偏見を助長することについて、考えているんだろうか。 「やってくるのは不正入国ばかり」 「裏では何をやっているか判らない」 「変に保護されてて、少々のことでは捕まらない」 等々。 それとも、そうした偏見を承知の上で、敢えて保護してみせているんだろうか。 「おかしいと思うけど仕方がない」 なんて、日本人に諦めさせるために。

もう一つ、こうした扱いが、真っ当に日本に来ている外国人のモラルを低下させることも、見逃せないポイントだと思う。 下品な言い方だけど、法律ってのは 「舐められたら終わり」 なのだ。 って、まあ、そうしたモラルを中国人に望むのが、そもそも間違いななのかもしれないが。

正しく日本に来て住んでいる中国人が、この二人を拉致して中国に送り返したりしないかな。 「甘っちょろい日本人が許しても、中国人が許さない。 中国のゴミは中国人が捨てる」 とか言って。 これはこれで違法っぽいのだが、必殺仕事人や水戸黄門のような方向性の違法は、日本人には受け入れられ易いだろう。 それで仮に捕まっても、こんどは日本人から釈放が嘆願されるんじゃないかな。 千葉法相みたいな、辛光洙を含む在日韓国人政治犯釈放の要望に署名する人たちは、反対するかもしれないけど。

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枝

網の目をくぐり抜けて大きくなったら切られたってのは、何かこう、いろいろと考えさせられるものがあるな。