調布飛行場祭り
調布飛行場祭りに行ってきた。 第14回だそうだ。 軽飛行機ばかりの調布飛行場なので、祭りと言っても小規模なものだろうと思っていたのだが、これが意外に盛況だった。 格納庫には飛行機の分解展示。 滑走路の端には、引退したものらしい飛行機が並び、その向こうでは現役の飛行機が離着陸。 真っ赤なヘリコプターによる救助の実演は、ガンダム世代の心を熱くする。 まあ、なかなか良かったのだな。
格納庫に展示してあった複葉機。 まだ飛べるんだろうか。
この飛行機の前に、1/6ぐらいの同形のラジコンが展示してあった。 80万の値札がついていた。 思わず0の数を数え直してしまったよ。 いったい誰が買うんだろうか。 そして、買った人はこれを飛ばせるんだろうか。
滑走路の端に、ラジコンのグライダーも展示してあった。 結構でかい。
ラジコンの飛行機を趣味とする人って、やっぱり子供の頃はパイロットになることを夢見ていたんだろうか。 そんな人は、自分が飛ばすラジコンを、どんな想いで見上げるんだろうか。 かつて夢見た本物の飛行機が並んでいる傍で。 宙返りさせたりしながら、叶わなかった夢を思い出したりしないんだろうか。 ラジコンって、操縦が上達すればする程、自分が空ではなく地面にいるんだってことを意識させられそうな気がする。 ふっと、そのまま地面に激突させてバラバラに壊してしまいたい衝動に駆られたりしないのかな。 で、そんな衝動を抑えるのが、これまでラジコンにつぎ込んだ金額の多さだったりして、そんなことで取り戻す理性にいっそう夢から遠く離れてしまったことを思い知らされて、 「もう、飛行機やめようかな。 いい大人なんだし」 なんて、独り呟いてみたりして…
そんな哀しい想像をしつつ、ラジコン飛行機がちょっと欲しくなったりもしたのだった。 精神的一人SMか。