2009 11 23

見えない壁

水面

父が浅川で穫ってきた蝦を飼っている水槽に、いつのまにか住み着いていた小さな貝。 たぶん、水草に卵がついていたのだろう。

その貝を、蝦に餌をやるついでに観察していたら、何のサービスか、水面の裏を這うという技を見せてくれた。 小型の貝はよくやることだが、それをこうじっくりと観察できたのは初めてだ。 どーゆー原理でこんなことが出来るのかは知らない。 表面張力の関係だろうか。 流れも波もない水槽だからこそ出来るのだとは思うが、僅かな流れに漂っているのではなく、ちゃんと足の裏を動かして這っているのが凄い。

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天気がいいので、新宿御苑に行ってみた。

十月桜

十月桜。 もう11月なのだが、花の盛りには少し早い感じだった。 名前の10月は旧暦だろうか。

新宿御苑の紅葉1

他ではあまり見かけない、枝がぐねぐねうねった紅葉。 内臓みたいだな。

新宿御苑の紅葉2

園内で最も人気の紅葉。 木の下は、カメラを構えた人たちで渋滞していた。

今更言うことじゃないが、フィルムのカメラはもう絶滅危惧種だな。

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夜は、高幡不動の萬燈会。

萬燈会1

去年までは、せっかくの明かりが倒されているのをよく見かけたが、今年はほとんど倒されていないようだった。 見る側も、運営する側も、注意するポイントが判ってきたんだろう。

萬燈会2

注意すべきポイントが判ってくると、ゆとりもできる。 そうしたゆとりの為せる業か、去年までには無かった地味な工夫もちらほらと見ることが出来た。 その一つが、燈りの周りに落ち葉を誂えること。 辺りに水を打ち、落ち葉も十分に湿らせているのは、消防からの指導も有ったのだろうか。

こーゆーのも有りだなぁ…なんて思ってたら、着物を着たお姉さん6人ぐらいが現れて、撮影会が始まってしまった。 フラッシュがばしばし焚かれて、燈りの意味がほとんど無い。 せっかくの落ち葉も、モデルのお姉さん達に踏まれてぐちゃぐちゃに。 モデルが奇麗ならまだ救いもあるが、これがいかにもコスト優先な感じ。 センターは何故か小太りの外人だったりするし。

ゆとり、やっぱり要らないかも。