2010 07 10

蜻蛉

片倉城址公園に行ってきた。 ぶらり途中下車の旅で菖蒲が満開なのを見て、ちょっと行ってみたくなったのだ。 んが、テレビの中では盛りだった菖蒲も、実際に行ってみれば一輪を残すのみだった。 背景に選挙の候補者をはる板が見えたから、収録と放送の時間差はそんなにないと思ったのだが、花の盛りは思った以上に短かったらしい。

その代わりという訳でもないだろうが、蜻蛉がたくさん飛んでいた。

アキアカネ

秋茜(アキアカネ)かな。 4cmぐらい。 これからもう少し赤くなるはず。

秋茜の他にも、夏茜とか深山茜とか、赤蜻蛉って女の子みたいな名前が多いよな。

ハグロトンボ

羽黒蜻蛉(ハグロトンボ)。 7cmぐらい。 水辺の木陰によくいる。

飛ぶのが遅いせいか、警戒心が強い。 ちょっと近付くとすぐ逃げる。

オオシオカラトンボ

大塩辛蜻蛉(オオシオカラトンボ)。 5cmぐらい。 どこにでもいる。

体表に塩が付いているようだから塩辛なんだそうだ。 食べ物の塩辛とは何の関係も無いらしい。

ネキトンボ

根黄蜻蛉(ネキトンボ)? と、その後ろで交尾中の青糸蜻蛉(アオイトトンボ)。

「え? ちょっと、こんなとこで?」
「大丈夫、大丈夫、見てないって」
みたいな状況。

オニヤンマ

鬼蜻蜓(オニヤンマ)。 10cmぐらい。 全くパトロールする気がなさそうだし、小さいし、小鬼蜻蜓かもしれない。

巨大なレンズで鳥を撮りにきた人たちが、鳥が来なくて暇なもんで、こいつを撮っていた。

クロイトトンボ

黒糸蜻蛉(クロイトトンボ)。 3cmぐらい。 弱そう。 でも、かなり近寄っても逃げない。

長い髪

蜘蛛の悩みは、せっかく作った巣をすぐに壊されてしまうこと。 壊すのはたいてい人間の男。 奴らに巣を壊されないようにするには、どうすればいいか。 そんな試行錯誤の末に辿り着いたのが、これ。 脱ぎかけのレースの下着風。 少なくとも俺には壊せなかった。 なんか恥ずかしい。

窓を開ければ

ところでこの像だが、こんな場所にあるんだよね。 窓を開けるとこれって、なんかいろいろ微妙に気まずいんじゃないかと思うのだが。

煙草を吸おうと窓を開けて、この像を見て、奥さんを見て、ふっと小さく溜息を吐いて遠い目…

「なに? 溜息なんか吐いちゃって」

「ん? あぁ、いや、何でも無い…」

向かいの家のそんな一コマを想像してしまう。