2010 09 11

逆って言うな

DVに関する記事を見た。

DV(ドメスティックバイオレンス)というと男性から女性へ、というのが真っ先に思い浮かびますが、実は 「逆DV」 とも呼ばれる、女性から男性へのDVも少なくありません。 「男性として恥ずかしい」 から誰にも相談できなかったり、また、思い切って相談に行った先の担当者から心ない言葉をかけられて、二重の苦しみを味わったり、 「男は女性に手を上げるものではない」 という道徳観から暴力を受けても無抵抗のままであったり……。

男性のDV被害は、ある意味女性以上に世の中に報道されにくく、また救いを求めての相談もしにくいものになっています。 例えば、平成21年度に横浜市が行った 「配偶者からの暴力に関する調査及び被害実態調査」 によると、DVの被害経験は女性が43%に対し、男性は42%とほぼ同率。 ところが、誰かに相談したのは女性が28%に対し男性は8%だったそうです。

「女を殴るなんて最低」 なんて台詞をたまに聞くが、女がそう言うのは、単に自分の得意なジャンルで戦いたい、地の利を得たいって程度のことなんだよな。 平均的には、力は男の方が上。 力で戦うと負ける。 だから口で戦うっていう。 男が、力を自覚しているから自制するってのとは違って。

んが、そうして肉体的な暴力が無いことを前提としたとき、女は言葉の暴力をまるで自制できないんだよね。 だったら、男も女に対しては同じ論理構造を使えば良いのだ。 「男に暴言を吐くなんて最低!文句があるなら殴ればいいのに」 と、常に殴り合いに持って行く。

司法に求めるのは、言葉の暴力と肉体的な暴力との等価な扱い。 例えば、裁判では、先に暴言があった場合はそれを先に殴ったのと同じ扱いにする。

なんて極論はおいておくとして、行政の差別については解決して欲しいものだな。 男性の相談は受け付けないようにマニュアルはもう廃棄されたと思うけど、思いたいけど、相談者の性別に対する扱いの違いは、今もそのままだろうし。