2010 10 02

きっといつかは

今更だが、3話通して最後まで見た。 もう随分前に、第1話だけどこかで見たことがあるのだが。

秒速5センチメートル 新海誠

転校による出会いと別れ。 更なる遠くへの引っ越しを機に、少年は少女にもう一度と逢おうとするが、約束の日は生憎の大雪。 電車は動かず、時間ばかりが虚しく過ぎていく…そんな第1話。

転校してきた少年の、周囲とは何か違う雰囲気に惹かれる少女。 一つの目標を達成したことを機に思いを伝えようとするも、自分が惹かれた違いが何なのかに気付いてしまい…そんな第2話。

何かに突き動かされるように頑張り続け、そして擦り切れてしまった青年。 或る日、思い出の場所で、思い出の中の彼女とすれ違う。 蘇る、幾つかの出会いと別れ。 今振り返れば、きっと彼女も…そんな第3話。

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主人公(だよな?)程かは判らないが、俺も転校が多い方だと思う。 小学校卒業と同時に引っ越し、知り合いのいない中学校に入学。 そこを1年の終わり頃に転校し、2年の終わりにまた転校した。 小学校も3つ行ったんだよな。 そんな経験からか、俺は、 「どんなに仲良くなろうがきっと別れる。 親しくなるだけ無駄」 なんて、妙な信念みたいなものを持ってたんだよな。 幼馴染みなんてものに憧れながら。 関係を維持する努力は一切放棄しておきながら。 ま、その信念も、実のところは怠惰と臆病の言い訳でしかないのだが。 なもんで、 「この先もずっと一緒だと、どうしてだろう、思っていた」 なんて言葉に軽く嫉妬を感じるし、それが過去形であることにほっとしたりもする。 ま、悪い意味で相変わらずなんだよな。

だからかな。 この作品に対するコメントを見る中で多かったのが、 「第1話だけでいいのではないか?」 だったが、第2話はともかく、第3話のラストは俺には救いに見えた。

とまあ、あれこれ思う所はあるけど、これってそんなことを考えながら見るもんじゃないんだろう。 見るべきは、美しい映像。 効果的な音楽。 グッと来る主題歌。 あ、主題歌ってのが逆なのか。 これは山崎まさよしの歌のPVなのだな。

あんまり関係無いが、チリの落盤事故で救出に使用するカプセルの降下速度は、秒速1メートルなんだそうだ。

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羽田空港の1

何の用も無いのだが何となく、羽田空港に行ってきた。 これはターミナルビルの天井。 アメリカンSFに出てくる宇宙船みたい。

羽田空港の2

これも同じく羽田空港のターミナルビルの天井。 こーゆー建造物が何となく好きだったりする。

モノレール

空港から帰るモノレール。 新しい路線を建設中なのか、取り壊しの最中なのか。 路線はどうでもいいが、乗り心地が悪いのはどうにかできないものかな。