2010 10 14

地球平和監視時計

全く知らなかったが、広島には地球平和監視時計なるものが有るらしい。 産経ニュースから。

米国の臨界前核実験に抗議するため、広島市中区の原爆資料館は13日、 「地球平和監視時計」 に表示されている 「最後の核実験からの日数」 を 「506」 から、米国が核実験を行った9月15日からの日数 「28」 まで戻した。

監視時計は平成13年8月に設置され、リセットは13回目で、21年5月にあった北朝鮮による2度目の核実験で 「1」 に戻して以来のリセットとなる。

前田耕一郎館長は 「核のない世界と言いながら、核を持ち続ける意志を明確に示していて残念だ」 と話した。

時計は、核実験の実施をけん制しようと平和団体が寄贈。 広島への原爆投下からの経過日数 「23809」 (13日現在)も表示されている。

経過日数なら、最後に、つまりは長崎に原爆が投下された日からの日数を表示する方が、この時計の趣旨に合っているような気がするのだが、まあそれは置いておくとして。

何が駄目ってリセットボタンが駄目だ。 そんなんじゃ積み重ねた平和な日々を壊される痛みが伝わらないだろう。 やるなら…

子供向けには、各学校の校庭に日々1段とか強制的に石の塔でも作らせておいて、核実験があったら壊させるってのはどうだろう。 あ、でも、これだと壊したくなる可能性も高いか。 勝手に壊すのは厳罰にしないといけないな。 作りたくもないのに、きっとそのうち壊すことになるのに、だからと言って勝手に壊せば厳罰なのに、無理矢理毎日作らされ、或る日、命令の下に壊させられる。 そんなモヤモヤした気分で育てば、本気で核廃絶に頑張るようになるかもしれないぞ。

大人向けなら、核実験の度に共済年金の支給額を一定の割合で引き下げるってのはどうだろう。 支給が始まった人も含めて。

ところでこの地球平和監視時計、誰も死んでない核実験でリセットしてるが、自爆テロなんかではリセットするんだろうか。 どこかでテロや紛争があればリセットするってことなら、地球平和監視時計の名前の通りだが、核実験専用だと名前が実態に合わないだろう。 ま、実態なんてどうでもいいのか。 この手の団体さんって、自分たちが取り組んでいる以外の問題に対しては、驚く程無関心だったりするんだよな。

この時計、リセットするとき以外は誰も見てないんじゃないの?