2010 12 18

商売儀式

朝の通勤電車の中、俺の前に座っていた20台半ばらしきOL風二人が、職場の先輩らしい人を激しく貶していた。 その中で何度も 「あのおばさん」 という表現が出てきてた。 そうやっておばさんを貶す程に、自らがおばさんになることに怯えるようになるんだけどね。

しかし、小学生 → 中学生 → 高校生 → 大学生 → お姉さん → おばさん → お婆さんと進行していくのだが、学生が数年の幅であるのに対して、おばさんは数十年の幅で広過ぎだよな。 そこを是正するために均等に割るなら、40までがお姉さん、60までがおばさん、その先がお婆さん。 だけど、30代後半でお姉さんは無いよな。 やっぱり 「オーバー30を略しておばさん」 でもう十分な気がするよ。

そうそう、随分前に何かで 「女に向かっておばさんと言うのはセクハラ」 と言ってるのを見たんだった。 セクハラなのか? まあ、言われた女がどう感じるかがセクハラの判断基準らしいから、セクハラになる場合もあるんだろう。 女の感情がセクハラの判定基準になる一方で、男は、自分の目にどう見えたかを一般的な言葉で表現することすら制限される訳だ。

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黄金虫

冬の黄金虫。 陽のあるときは地面よりもアスファルトの方が暖かいようで、よく虫が日向ボッコをしているのを見かける。 せっかくここまで生き延びたのだから、踏まれて死ぬような最後を迎えてほしくないものだな。

多摩センターのイルミネーション

多摩センターに電飾を見に行ってきた。 数ある電飾から、なんとなく印象に残ったのがこれ。

多摩センターの飾り付け

駅前の通りの一番奥、公園に続く階段に飾ってあったのがこれ。 このクオリティーの低さは、狙いなのか?

ところで、こうした電飾を、数千年後の人が見たら何と思うのだろうか。 現代の学者が、古代遺跡で発見される用途のよく判らないものをよく判らないままに宗教儀式にカテゴライズするように、後世の学者も、これらを宗教儀式にしてしまうのかな。 まあ、クリスマスは本来は確かに宗教行事ではあるのだが、この電飾は宗教儀式じゃないよな。

学者も、その辺りのことは判っているのだから、なんでも宗教に結びつけて考えなくても良さそうなものだが。 いや、それは日本だからそう思うことで、他の国だとまた事情が違うのかな。