2011 02 08

いつだって

いつものアリバイ作りをしていますという jiji.com の記事。

NHKと民放でつくる第三者機関 「放送倫理・番組向上機構(BPO)」 の 「放送と人権等権利に関する委員会」 (放送人権委)は8日、昨年2月にテレビ朝日系報道番組 「サンデープロジェクト」 で放送された金沢大付属病院で起きた 「患者の同意無き臨床試験」 をめぐる訴訟に関する内容に放送倫理上の問題があったとの見解を公表した。

番組は、ある医師の活動を紹介しながら、医療過誤裁判で患者側が不利な状況に置かれるのは医療機関側の隠蔽体質に原因の一つがあると伝える内容。 放送後、この医師の上司の教授が 「自分の実名を出し、強引な取材を行ったのは人格権侵害と放送倫理違反」 とBPOに申し立てた。

申し立てを受けて審理した放送人権委は、番組の企画意図は評価した上で 「人格権侵害の違法性は認められないが、(同教授の)取り上げ方は真実性の追求や反論の機会の確保とは程遠い。 裁判結果の伝え方も不正確で、放送倫理上の問題があった」 と認定。 番組を制作したテレ朝と朝日放送に同委の見解の趣旨を放送し、今後慎重な配慮を行うよう求めた。

放送したのが昨年2月。 見解の公表が今年の2月。 番組を見ればすぐに判るだろうことに1年も何をしてたんだか。

このBPOで審査するというシステムの問題は、問題があったという結論になった場合でも、その問題によってもたらされた被害の回復にほとんど何の役にも立たないってことなんだよな。 今回で言えば、サンデープロジェクトはもう存在しない。 むしろ、サンデープロジェクトが終わったから結論を出したのではないかと疑ってしまう。 テレビ朝日は、この結論を、何かのニュース番組の最後の方でちらっと触れて終わりだろう。 反論の機会が与えられなかった教授に、反論のために番組と同じ影響力のある時間・場所を提供することは決して無い。 BPOも、放送のしかたに問題があったと結論を出しても、だから反論の機会を設けるようにと強制する権限を持たない。

そもそもNHKと民放でつくる第三者機関で、放送側に寄らない公平な判断ができるのか。 報道の自由は何よりも優先して守られるべきと考えてる連中の審査なんて、一種の宗教裁判だろう。 人権侵害があったなんて結論、相手が韓国か朝鮮でもない限りでないんじゃないか。

決まりきった結論に至るのは同じであっても、そこに至る過程で楽しませてくれるのが心理テスト。 こんなのをやってみた。

心理テスト

  1. 嫌いな動物は何ですか? なぜ嫌いなのか、理由も教えてください。
  2. あなたにとって時計とはどんなものですか? その際 「時間を知るためのもの」 というよりは 「ないと困るもの」 など、できるかぎり主観的に答えてください。
  3. 長ーい、1本のスパゲティがあります。 1本食べきるのに、あなたはどれぐらいの時間がかかると思いますか?
  4. あなたが交際相手(または結婚相手)に望む条件を3つ挙げてください。 すると、その条件を満たした相手が同時に2人、目の前に現れました!あなたは満たされている3つの条件のうち、何を重視して1人を選びますか?

で、それぞれが示すもの。

  1. ここでポイントになるのは嫌いな動物ではなく、その理由。 嫌いな理由は、自分の嫌いな部分を表す。
  2. 時計は、自分の彼や彼女に対するイメージ。
  3. 長いスパゲティ1本を食べきる時間は、自分がどのくらいの長さのキスで満足できるかを表す。
  4. 交際相手に望む条件3つは、相手に譲れると思っているもの。 2人のうちどちらかを選ぶ際に重視した条件は、本当は譲れないと思っているもの。

だそうだ。 まあ、予定調和だよな。

で、俺がやった結果。

嫌いな動物について

寄生虫。 気持ち悪いし恐ろしいから。

なんか、鬱路線な結論だな。 けどまあ、自分を振り返ってみれば、ちょっとどうかと思う所は多々あるんだよな。 同じようなのが他人で存在してたら、友達にはなりたくないだろうし、そう思う理由を訊かれたらきっと、 「なんかちょっと気持ち悪いから」 なんて言いそうだ。

時計について

無くても困らないし、休日などは遠出でなければ出かける時もつけてない。 時間を知るためのものという以外にはあまり意味を感じないが、時間を知るという点に置いては、携帯などよりは遥かに便利。 子供の頃は多機能のデジタルとか針がいっぱい付いたのとかが欲しかったが、大人になってからはシンプルなのが好きになった。 必要十分な機能を上品にまとめて、しかも過度な主張をしないのがいい。 見易さ、着け易さ、長く着けても腕に跡がついたりしないことは大切。 うっかりぶつけて傷がつくと、結構なダメージを受ける。

派手なのよりも落ち着いた感じが好印象というのは、確かに好みに合っているのだが、この程度の結論なら別に時計でなくてもいいような。 いや、身近にあってそれなりのバリエーションがあるものとなると、やっぱり時計なのかな。 携帯電話やスマートフォンじゃ選択肢が厳しいかもしれない。 しかし俺としては、時計と言われて置き時計を一切排除して考えている点がどうなのか、気になる所だな。

長いスパゲティについて

1分ぐらい。

まあ、しつこいかもしれないな。 長々と息苦しくなるまでして、新鮮な空気を求めてそらした唇をまたすぐ塞ぐのがいいとか、ややS風味。 だから、それが気持ち悪いんだっての。

交際相手に望む条件について

美貌、知性、優しさ。 敢えて重視するなら優しさだろうか。

大雑把な言葉しか出てこないってのも、それはそれでどうかと思う。 優しさって、誰にでも優しいのが本来の優しさなんだろうが、実際にはそんの求めてないよな、きっと。

時計について長々と並べたのが、交際相手に望む条件と微妙に相似形っぽい。 まあしかし、相手に高望みをする程に、相手がいなくなるんだよな。 貧乏人に高級時計は似合わない。 身の程を知るのも大切ってことか。

そんな結論でいいのか?