2011 06 05

Jump!

読売新聞にこんな記事が載っていた。

名古屋港水族館(名古屋市港区)は、飼育していたカマイルカの「サラ」(雌、推定17歳)が4日の訓練でジャンプした際、プールサイドに飛び出して約6~8メートルの高さからコンクリートの通路に落ち、胸部を強く打って死んだ、と5日発表した。

発表によると、サラは4日午後2時頃、イルカショーが行われるメーンプール(長径60メートル、短径30メートル、深さ12メートル)で訓練を受けていたが、弧を描くように空中にジャンプしてプールの外に飛び出した。

サラは体長2メートル11、体重106キロ。 和歌山県太地町沖で捕獲され、2008年12月末から同館で飼育されていた。 翌年には「アイ」を出産し、今年1月からはアイとともにショーに出演して人気を集めていた。

同水族館は「訓練が足りなかったかもしれない。突然の事故で悲しみでいっぱいだが、再発防止に取り組みたい」と話していた。

これ、自殺の可能性もあるのではないか。

もう鬱要素しかないだろう。

サラは、アイに、かつて自分が泳いでいた海のことを語って聞かせたりしたのだろうか。 この壁の向こうには大きな海があって、そこではどこまでも真っ直ぐに泳いでいけるとか。 言わないか。 絶対に辿り着けない世界の存在を知ったところで、得るのは絶望だけなのだから。