2011 08 03

このイカレタ世界へようこそ

読売新聞にこんな記事を見つけた。

京都府の京都工芸繊維大は1日、女子学生に対し、セクハラ行為をしたとして、工芸科学研究科の男性准教授(40歳代)を停職5日の懲戒処分にしたと発表した。

発表では、准教授は2008~09年度に複数回、女子学生に「好きだ」などと告げたり、メールを送ったりして精神的苦痛を与えた。

まあ、好きでもない相手からしつこくされるのは、やっぱり嫌だよな。 しかし、それが精神的苦痛でセクハラってのも、やり過ぎじゃないかと思うが。 複数回って、何回、どのくらいの頻度だったんだろう。

で、推定キモオタどもがこの記事につけたコメントがまた…

告白したらマジ泣きされた小学生時代を思い出したわ。 教室戻ったら女子から 「そーゆーのやめなよ!!!」 って糾弾されんの。

人間見た目がすべてなんだよ。

あーやっぱ俺はひっそりアニメみながら人生送る。 これはアカンで。 ブサメンは女を見たりするだけで犯罪なんだろ?

不細工有罪かかわいそう。

触る → アウト
ぶつかられる → わざとそこに立ってたでしょ? → アウト
近づく → アウト
近づかれる → 待ち伏せしてたでしょ? → アウト
見る → アウト
見られる → うわっきもーい → アウト
見ない → 見ろよ → アウト
風俗に逃げる → 最低!最低!最低! → アウト
じゃあ風俗行かない → ホモ?w → アウト

俺たちが人を好きになる事は許されていないんだよ。

自虐にも容赦無いな。

羽化

出勤途中、朝の8時10分ぐらいに、羽化の最中の蝉を見つけた。

蝉ってのは、暗いうちに地上に出てきて、日が昇る頃にはもう抜け殻を残して飛んで行くもの。 この時間までこんなことをしているなんて… と、その時は思ったのだが。

撮った写真を見てみると、地面には土砂崩れ防止のネットが敷いてある。 地中から出てきた蝉には、これはかなり厳しい障害になるだろう。 何しろ羽化を控えた状態。 のんびりしている暇はないのだから。 この蝉も、這い出る隙間をかなり焦って探したのかもしれない。 動かなくなる脚。 今にも割れそうな背中。 そんな体を引きずって、この時間になってようやくここまで辿り着いたのかもしれない。

ところで、地中の幼虫には、地上の蝉の声は届いているのだろうか。

泣くのは雌に出会うまでの雄ばかり。 ということは、地中に届く声は、地上に出たばかりの元気な声から徐々に焦りを帯びたものに変わり、最後はもう絶望の歌ばかりになるんだよな。 それがまた、だんだんと小さく聞こえなくなっていく。 そんなのを繰り返し聞かされながら、地中で何を思うのだろう。