2011 12 27

馬鹿にしている訳ではない

サーチナ・ハイライトから。

中国の北京と雲南省昆明を結ぶ京昆高速道路で25日、自動車3台が絡む事故が発生し、ディーゼルオイル35トンを積載したタンクローリーからオイルが漏出し、高速道路の付近村民が奪い合う事件が起きた。 中国メディアの中国新聞社が26日付で報じた。

目撃者によると、タンクローリーが大型トレーラーと衝突し、同時に付近を走行していた大型重機と接触し、3台が破損した。 事故によってタンクローリーのタンクが壊れ、タンク内のディーゼルオイルが漏出すると、付近の村民は大小の桶を持って続々と現場に集まり、オイルを奪い合った。

通報を受けた消防局は4台の消防車を現場に派遣した。 消防隊員は現場で多くの村民がオイルを奪い合っているのを見て、迅速に制止し、解散させた。 現在、タンクローリーの運転手は病院で治療を受けており、事故原因については高速交通警察が調査中だ。

日本だと、油が漏れたら避難しそうなものだが、中国だと奪い合いになるのだな。

以前、確か魚を積んだトラックが横転したときも、魚を奪いに近所の住民が集まってきたんだった。 その間、怪我をした運転手は放置されてたとか。

今回はどうだったんだろう。 記事には事故の当事者のことが何も書かれていないのだが、この辺りは揺るぎ無いのが中国人って気もする。

いや、逆もあるのか。 日本国内の記事なら、運転手がどうなったとかを書くだろう。 それを書かずに、近所の住民が油を奪い合ったことだけを記事にするのは、中国人に対するある種の誘導を狙っているのかもしれないな。 奪い合ったと書いてあるけど、実はちゃんと行列を作ってたのかも。