2013 02 03

節分

今年は節分が休日だったので、高幡不動の豆撒きに行ってみた。

高幡不動では、不動の威光で敷地内に鬼はいないので、わざわざ 「鬼は外」 と払う必要が無い。 よって豆を撒くときには 「福は内」 とだけ言うことになっているのだそうだ。

不要だから言わない。 必要だから言う。 この理屈だと、高幡不動には鬼も福もいないことになるのだがいいのだろうか。 「福は内」 がより大きな福を求めてのことだとしたら、それこそが煩悩であって、これはこれでまた仏教系の施設でやるには疑問だよな。 まあ、だからと言って、ひたすら沈黙して豆をまくだけってのもイベントとしてどうかと思うが。

ところで、豆撒きというのは主催者側の立場での表現なんだよな。 こちらの立場は豆撒かれであって、やることは豆拾い。 時には豆の奪い合い。

そう、奪い合いだ。 今日は日曜日なので、無駄に人が集まっていた。 ちょうど始まるぐらいの時間にいったら、既にぎっしりと。 通勤電車よりちょっとマシって程度。 警備に来ていた警官が、押し合うなとか子供に注意しろとか肩車は危険だとか注意していた。

俺の目的は豆ではなくてゲストの高島礼子と山口もえを見ることだったのだが、人混みに阻まれて彼女達が豆粒状態だった。

山口もえ

山口もえ。 挨拶の途中でマイクの音が入らなくなったりしたのだが、いつものキャラクターを貫きながら上手く対処していて、ちょっと見直した。

高島礼子

高島礼子。 この格好はおばさんっぽくて駄目だ。 場違いなのは判っているけど、班長に出てくる時のようなスーツ姿で、髪も下ろして登場して欲しかったな。 そしたら、罵られながら豆をぶつけられても許せそう。

彼女等がどうなのかは知らないが、芸能人と言えばブログでのインチキオークション広告。 これで小森純(だったかな?)がサンデージャポンに出演して非難を浴びていた。

いわゆる芸能人なら、このぐらいのことをやっている人じゃないと、小森純を非難できないのではないか。 今回は確かに本人も自覚している嘘だが、しかしこうした嘘をつくのも芸能人の仕事だよな。 料理番組で、嫌いなものでも美味しいとコメントするのと大差無いレベル。

こうしたものは、見る側が適当に割り引いて受け取るべきだろう。 芸能人のブログも、深夜の通販番組を馬鹿にする感覚で見ればいいのに。 って、サンデージャポンも深夜の通販番組とそう変わらないんだよな。 当事者を呼んで非難して見せるのは番組の演出の一環だし、ここで非難した/されたことで出演者を量ることは出来ないか。

まあ何であれ、騙す方が悪いのはもちろんだが、簡単に騙された馬鹿にも被害拡大を招いた責任があると自覚して欲しいものだ。 責任の割合は、0じゃないって程度に小さいんだけど、0じゃないんだよな。