2013 04 21

雑草

確か 覚悟のススメ だったと思うが、こんなやりとりがあった。

「所詮は雑草」

「雑草という名の花など無い!」

人類完殺を目指す葉隠散(兄)に、弱い人々の牙たらんとする葉隠覚悟(弟)が応える。 花じゃなくて草だったかもしれない。

まあ確かに雑草という名の花は無いのだが、この反論は無意味だよな。 雑草ってのは階層とか枠組みの名前であって、固有名詞が有るかどうかと、その枠組みに入るかどうかは関係無い。 雑草という枠組みに入っているからといって個々の個性を無視して良い訳じゃないってのが反論のポイントなんだろうが、そうだと判っていても尚無視しなければやって行けない場面だってたくさんある訳で、逆に言うとその辺りの覚悟があるからこそ、あえて 雑草 なんて言うのだ。 ってのは言い過ぎか。 国の勝利のために産まれたばかりの子供を生け贄にされた挙句に自らも殺された母親の怨念が、兄を動かす原動力なのだ。 その立場から見たら、たいていの人は雑草にしか見えないだろう。 むしろ雑草じゃない人こそが、より明確に憎悪を向けられる人だったりするのだ。 ああ、益々反論が意味が無いじゃないか。

なんてことは実はどうでもよくて、家の雑草専用の鉢に生えている草が着々と花開いている。

ノヂシャ

その一つがこれ。 2mmぐらいの小さな花は、たぶん野乳草(ノヂシャ)だろうと思うが、茎も葉も小さいままなので今一つはっきりしない。

周りの肉厚の葉は万年草。 こっちが花開くのはもう少し先、6月ぐらいだったかな。