2013 05 24

ルナティック

満月

ふと空を見上げて、そこに月があると、ちょっと嬉しかったりする。 直後に 「今日はツキがある」 なんて微妙なのが浮かんできて、色々台無しになったりするのだが。

しかし、もうその日が終わろうとしているのに月を見てツキがあるなんて思えるような状況こそが、ツキがあるってことなのかもしれない。 ちょっと古い記事だが、アメリカはカンザス州のツキが無い男の話。 CNNから。

米カンザス州で同性愛の女性カップルに精子を提供した男性が、生まれた子どもの養育費負担を命じられ、州当局と法廷で争っている。

カンザス州トピカに住むウィリアム・マロッタさんは2009年、インターネット上の情報サイト「クレイグリスト」で、精子提供者を募るレズビアンカップル の広告を見かけ、自身の精子3カップ分を無料で提供した。 「私は遺伝物質を提供しただけ。それで終わり」(マロッタさん)のはずだった。

女性の1人は妊娠し、女の子を出産。 ところがその後、このカップルが関係を解消し、一方の女性が体調を崩して働けなくなったことから州に生活支援を申請した。 これを受けて州当局はマロッタさんに、今は3歳になった子どもの養育費として6000ドル(約52万円)の支払いなどを命じたという。

マロッタさんは、精子の提供に当たり、生まれた子どもに対する金銭的責任は負わないとする契約書を交わしたと説明した。 しかし州当局からは、医師が介在していないことを理由に、契約は無効だと告げられたという。 もし医師が人工授精をしていれば、マロッタさんが単なる精子提供者であって、子どもの母親と交際していなかったことを文書で証明できる。 しかしそうでない場合、カンザス州の州法ではマロッタさんが父親とみなされる。

マロッタさん側は裁判所への申し立てを通じ、同性婚を認めていないカンザス州が養育費を請求してきた背景には、政治的な動機があると主張している。

マロッタさんからすれば理不尽以外の何者でもないのだが、可哀想なのに半笑いになってしまうのは 精子3カップ分 のせいだ。

カップって、どのくらいの大きさだったんだろう。 普通にカップと言うとコーヒー一杯程度を想像するが、それで3杯って結構大変だよな。 一度に採ると死んじゃいそうだけど。 テクノブレイクだっけ。

で、これをどうやって渡したんだろう。 鮮度が落ちないように、クール宅急便を使ったりしたんだろうか。 って、まあ、家で採って直接送ったりしはしないか。 医師が介在していない とあるが、モノがモノだけに、契約上介在していないだけで、作業は病院で行ったんだろうと思う。 病院で採取して、その場で冷凍保存して、使う分だけちょっとずつ解凍したりするんじゃないのかな。

実際、どうなんだろう。 精子バンクなんかでも同じだろうが、一回で採取するのってどのくらいの量なのか。 どう考えても3カップは無いと思うが、カップ1杯分ぐらいは要求されるんだろうか。 出すまで返してくれないとか、もし俺だったら、帰る頃にはほぼゾンビだ。

マロッタさん、病院のスタッフから影で The Three とか呼ばれてそうだな。

いや、まあ、冷静に考えるなら、妊娠するまで定期的に採取・提供した結果、合計で3カップになったってことなんだろうけどさ。

全然関係無いけど、ローマ字変換の俺様。 「reisei」 と入力して変換したら 「冷精」 になって笑ってしまった。 冷精ってなんだよ。 冷凍精子か? どんな学習したらこんな変換になるんだよ。 文脈に微妙に合っているとか、それまでの入力内容から判断してるんだとすれば凄い高度な技術だが、ことえりはそんな賢い子じゃないんだよな。

もう一つ、モノは同じなのに扱いが全く違うというAFPの3月24日付けの記事の抜粋。 ジンバブエの精子の事情。

最近、ジンバブエでは美女の集団が男性旅行者を車に乗せた後、セックスを強要し精子を奪うという報道があり、タブーや宗教儀式との関連を思わせる異様な事件として受け止められている。

地元メディアによると、一連の事件の被害者は男性で、幹線道路を車でうろつく女性グループに薬を盛られたり、銃やナイフ、時にはヘビを突きつけられて脅 され、性的興奮剤を投与されたうえ、何度も性行為を強要され、道路脇に放置されている。 その際、女たちはコンドームに精子を「採取」しているという。

この「精子ハンター」事件を地元の新聞が初めて報じたのは2009年10月だった。 しかし以来検挙された女はわずか3人。 使用済みコンドーム31個が入ったビニール袋1個が見つかり、17人の男性がこのグループの「餌食」となったとみられている。 だが、彼女たちが逮捕された後も襲撃は続いている。

警察によると、ヒッチハイクをしていて、女性が運転する自家用車に乗った男性が襲われる例が最も多いという。 このため警察では、公共交通機関を利用するよう呼び掛けている。

なぜ精子を奪うのか

「精子ハンター」たちが奪い取った精子を何に使っているのか、また、なぜ見知らぬ男性の精子を無理やり奪うのかといった動機は定かではない。 しかし「ジュジュ」と呼ばれる幸運を呼び込む伝統儀式に用いるためとの見方もある。

ジンバブエ大学(University of Zimbabwe)の社会学者、ウォッチ・ルパランガンダ(Watch Ruparanganda)氏は、精子が儀式に使われ「大きなビジネスとなっている」とみている。

ルパランガンダ氏は7年前、博士論文のリサーチ中に、精液が商品として取引されていることを知り、がくぜんとした。 首都ハラレ(Harare)のストリートの少年たちから、ビジネスマンにホテルに連れて行かれ、新しい服をもらい、酒を飲まされ、売春婦をあてがわれてセックスをした後に、精子の入ったコンドームをその売春婦に渡すという話を聞かされたのだ。

この話からルパランガンダ氏は、どこかに大きな「精子ビジネス」のマーケットがあり、大きな黒幕がいて背後からそうした女性たちを操っているはずだと考えている。

ジンバブエだけでなく、ナイジェリアでも前年、売春婦たちが売買目的で精液が入ったコンドームを集めているとの報道があった。

一方、「ジンバブエ伝統療法協会(Zimbabwe National Traditional Healers Association)」は、一連の事件を強く非難している。 同協会広報のジョージ・カンディエロ(George Kandiyero) 氏は「これは呪術の一種だと思う。人々を非常に怖がらせている。女性が男性をレイプするということにみんな衝撃を受けている」と述べた。 同氏は、精子ハン ターの女たちが自分の恋人に精子をくれるよう頼まないのは、ジュジュに用いた精子の持ち主は悪運に見舞われるという迷信があるからだと指摘している。

©AFP/Justine Gerardy

蛇で脅す辺りがさすがジンバブエ。 美女と野獣。

しかし 美女 ってのはどうなんだろう。 こうした記事に出てくる女は、実物が余程酷くない限りは美女扱いだが、実際に美女であったことってほとんど無いよな。 それにジンバブエ基準で本当に美女だったとして、それが俺基準でも美女である可能性ってかなり低いんじゃないかって気がする。 いや、気がするなんてレベルじゃないな。 ビクトリアの滝のガイドやジンバブエ・ドルの暴落のニュースでインタビューされてる現地人をテレビ見る限り、確実に違う。

まあ、だからどうってことも無いんだけど。 俺基準で美女だったからと言って、じゃあ 「ちょっとジンバブエに行ってくる!」 なんてことにはならない訳だし。

これについては、中国系のメディアからも続報があった。 新華社ハラレの記事から。

アフリカ南部、ジンバブエの警察当局は4月30日、同国内でこのところ女の犯罪組織による男性への性的暴行事件が多発しているとして、男性に自分の身を守る意識を高めるよう注意を呼びかけた。

東部、マニカランド州の警察報道官によれば、4月19日、自動車に乗った女の4人組が同州の幹線道路で25歳の男性兵士を拉致してアジトに連れ込み、性的暴行を加える事件があった。 被害者は4日後、荒野に置き捨てにされ、警察に通報した。

報道官によれば同国内ではこのところ女による男性への性的暴行が多発しており、マニカランド州だけでも昨年以降、5件の通報があった。 このほかにまだ多くの通報していない被害者がいるとみられる。 警察は女の犯罪集団が連続で犯行に及んでいる可能性もあるとの見方を示した。

ジンバブエの法律では強姦罪の被害者として認定されるのは女性に限られるため、男性が被害を受けた場合の証拠集めは難しい。

(翻訳 李継東/編集翻訳 恩田有紀)

考えてみれば、どれだけの美女が相手だろうが、集団で襲われて拘束されてる状態だと勃たないよな。 ジンバブエだけじゃなく、他の国でも強姦罪は男だけの犯罪となっていることはおおいのだが、それは実際に出来ないからだろう。

でも、バイアグラみたいな薬が出来てからは、そんなのは過去の話。 今じゃ本人の意思に関係無く勃たせることができるし、勃たせたら後は適当に刺激して射精させることもできる。 薬を開発した人達も、まさか勃起不全の薬で女が男をレイプするようになるとは思わなかっただろうな。