2013 07 27

ひぐらしが鳴いていたのかも

先日の周南市の事件だが、やっぱり男は追いつめられていたらしい。 以下、まとめサイトから。

  1. この男は都会で左官工としてずっと暮していた。 その時の同僚曰く「気さくで良い人」

  2. 両親の介護の為、田舎に戻る。

  3. 男は村おこしを提案したが近隣住人に大反対される。

  4. 集落で一番若いと言う理由で草刈りを一人でやらされていた。 草刈り機や燃料は自腹購入。 後日その草刈り機が燃やされる。

    男の草刈り機を燃やした近隣住人 「刈った草と一緒に燃やした。 あら、あなたのだったの」

  5. 男は被害者に退職金を配るよう言われていた。

  6. 男は被害者に胸を刺され刑事事件となる。

  7. 自治会を抜け村八分(イジメ)にあう。 この頃から安定剤(通院は不明)を飲み始める。

  8. 被害者宅で謎のボヤ。

  9. 仲の良い近所の人からゴールデンを貰い可愛がっていた。 飼った理由 「死んだ親父に似ているから」

    直後に犬が臭いと隣人に苦情を言われる。

  10. 被害者が男の家の近くで農薬を撒く。 風で農薬が室内に入り男は犬を(農薬で)殺す気かとどなる。

  11. 2年以上前に張り紙 「つけびして煙よろこぶ田舎者」

    「つけび」 とはこの地域での稲藁を燃やす風習の事。

  12. 嫌がらせがエスカレート。 警察に相談。 監視カメラ設置。

  13. 事件前に被害者の一人が犬の糞に対し男に注意をした。

  14. 積もり積もった恨みから住人を惨殺。

  15. 3日後、男の身柄を確保。

オリジナルから句読点と改行を変更。

13と14は微妙だな。

犬の糞は、本当に注意されるべき扱いをしていたのかもしれない。 これをこの文脈で挙げて集落側の攻撃と印象付けるのは、ちょっと男に寄り過ぎだろうと思う。 ま、それは 「注意」 の仕方がどんなものかを知らないから思うことなのかもしれないけど。

犯行の動機も、積もる恨みから行動を起こしたのか、追いつめられた精神状態から突発的に行動を起こしたのかは、今の所は答えが出ていないのだから。 周囲から追いつめられたいたのは確かだろうけどさ。

しかし、こうした状況はニュースではほとんど触れられない。 胸を刺されたとか、復讐として動機に直結しそうなものだが。 どこのテレビだったか忘れたが、付近の住民がインタビューに応える中でこの件について 「ちょっと傷が付いたぐらいですよ(笑)」 なんて言っていたのに凄い違和感があったのだが、その番組でもこの辺りは完全にスルー。

察するに、触れたくないことがあるんだろう。 その触れたくないことってのは同和問題なんじゃないかな。 ま、実際どうなのかは判らないのだが、メディアの報道しないという姿勢が逆にそうだと示唆しているように思えてしまう。 メディアの側にもサラリーマンジャーナリストなりの矜持みたいなものがあって、一部の情報だけを徹底的に報道しないことで逆に目立たせるなんて涙ぐましい努力をしてるのかも。 いや、それはないか。