2013 09 14

GUN CAR

眼科に行ってきた。 かなり久しぶり。 最後に行ったのが今の2代前の眼鏡を作る時だから、もう15年ぐらい前だろうか。

健康診断で使う機器の変化で薄々感じてはいたのだが、眼科の世界でも技術は激しく進歩してるんだね。 視力なんて、大雑把な値は一瞬で測定完了する。 双眼鏡みたいな機械を覗くように言われて、ピカッと光ったと思ったらもう終了。 その後、色々と細かく検査するのだが、各検査項目がギリギリ見えるかどうかという所から始まって全く無駄がないのには感心した。 残念なことに、今回の主目的である視神経乳頭陥凹拡大の検査は、まだまだ進化の途上のようだったけど。

で、視神経乳頭陥凹拡大なのだが、これは眼底写真と視野欠損の有無で検査する。 単なる近視でも同じような症状が見られるそうで、緑内障なのか近視なのかの判別の決めてが、視野に欠損があるかどうかなのだそうだ。

この視野検査が大変だった。 暗い部屋に設置された半球の中心に顔を固定し、中央を見つめたままで、半球のどこかでチカッと光るのに合わせてボタンを押す。 これを左右5分ぐらい続ける。 よそ見すると正しく測定できないとのことで、ちゃんと前を見ているように注意される。 どこを見ているかが判るようになっているらしい。 ずっと前だけを見続けるのは結構辛いんだよな。 つい余所見をしては注意されを繰り返し、結局は左右それぞれでやり直しとなったのだった。

機械に頭を押当てて猿のようにボタンを押す。 そんな状況をどこかで見たことがあるよなぁ… と記憶を遡って、辿り着いたのが時計仕掛けのオレンジ。 主人公が洗脳されるシーンが、こんな感じだった気がする。 あの映画、洗脳のシーンは覚えているのだが、その後どうなったかを覚えてないな。 ハッピーエンドではなかったような…。

検査の結果は、特に問題無し。 近視のせいだそうだ。

ところで眼だが、ビームが出る場所ランキングの第1位だよな。 指と口が2位を争って、ぐっと差があって胸とか腹とか。 耳や鼻は、記憶の範囲では無い。 マジンガーZだったか、耳っぽい刺の先から何か出ていたような気がするが、外に突き出した刺だけで穴が無いなら耳にカウントしなくて良いだろう。

なんでそんな偏りがあるのかと考えて、コミュニケーションにおけるポイント能力の違いという結論に至るのだった。 ポイント能力とは、 「見られている」 とか 「指差されている」 とかで感じる圧力のようなものを発生する能力のこと。 まあ、俺の勝手な定義なのだが、ビームはこの能力の延長なのだ。 指先からはビームが出るのに対して、口からはもう少し指向性の弱い炎なんかの方が多いのも、ポイント能力の違いによるもの。 耳は、向けられるときは聞くときで、聞くってのは吸収のイメージで、敢えて言うならマイナスのポイント能力。 だから耳からビームは出ないのだ。 鼻は、ちょっと違う方向でイメージの問題か。 鼻からなんか出てるのを見て想像するのは、鼻水か鼻血だもんな。

まあ、だからどうってことも無いんだけどさ。