2013 10 15

いよいよ駄目なのか

朝、いつもなら6時ぐらいに起きて朝食の準備をしているのが、今日は一向に起きる気配がない。 まあ、体調が悪いのだから、朝はゆっくりしてくれた方がこちらも安心なのだが。 そのまま起こさないように静かに朝食を食べて、着替えようとしたら、父の部屋からテレビの音が。 部屋を覗いてみたら、ベッドの上に座ってテレビを見ている。 で、テレビが見たいならここに来て座れなどと言う。 これから仕事だからと言うと、 「おお、そうか」 と答えるのだが、よく分かっていない様子。 天気も悪いようだし、今日は外に出るなと言って家を出たのだが。

夕方、帰りのバスの中で父からの着信が何度かあった。 バスから降りてかけ直してみたら、昼用に寿司を買ってあるから、帰ったら食べようなどと言う。 仕事ではなく、ちょっと散歩にでも出かけたと認識しているらしい。 しかも昼。 もうすぐ帰るからと答えて切る。

すぐに今度は母から着信。 買い物に出かけて、鍵がどこにあるか分からず家に入れなくなっていたのを、同じマンションの人に助けてもらったのだとか。

家に帰って、とりあえず助けてくれた人に礼を言いに行く。 聞く所によると、家に入れたのは夕方の5時ぐらいらしい。 俺に電話をしたのは、そのすぐ後らしい。

夜は、相変わらず食べては吐く。 ただ、腹は減っているようで、最初の一口こそ吐いたが、後は吐き気を感じながらも時間をかけて少しは腹に収めたようだった。

元気なときは、9時前には眠気を覚えていたのが、今日は、昨日もか、夜も妙に元気でテレビを見ている。 そろそろ寝た方がいいと言うのだが、返事はすれど動かず。 で、台風のニュースを見ながら

「台風が酷いようじゃったら、車で送っちゃろうか?」

「車? そんなもの無いでしょ。 どこにあるの?」

「あっちの方に停めてある」

「広島の家を売るより前に、車を廃車にしたよね? 車はもう無いよ?」

「そうじゃったかいの」

買い物は、割とまともにしたようだが、家に帰り着いたのが夕方だったせいで、夕食の準備がまた微妙。 何か作るつもりで買ったようだが、何も作ってないし、飯も炊いてない。 でも、食器だけは並んでいる。 で、その横にパックの寿司。 パンも買ってあったので、朝食の準備が出来ないかもしれないという自覚は微妙にあるらしい。