2014 01 02

インスリン

お取り寄せ

高幡不動駅の北口を出たところにある看板。

インシュリン注射はちょっと在庫が少ないです。 取り寄せは致します。

とのことだが、そんなに入手が難しいものなのだろうか。 それとも保存が利かないのかな。 インシュリン注射って、確か効果は数時間だったはずだし、基本毎日必要なものだろうし、取り寄せなんてのんびり待ってられるのか。 いや、直近必要な分だけの在庫があって、後は必要に応じて取り寄せるってことなのか。 婦人科だと、対象はたぶん糖尿病の妊婦だろうし、何度も来るのも面倒だよなぁ。

ところで、最近は insulin を 「インシュリン」 じゃなくて 「インスリン」 と表記するんだよな。 ある日気が付いたら変わってた。 何があったんだろう。 何年か前に本来の発音に近い表記をしようキャンペーンがあって、主に国名の表記が変わったりしたが、これもその一環だろうか。

気になってGoogle翻訳で喋らせてみたら、英語でもドイツ語でもラテン語でも、俺の耳には 「シュ」 よりも 「ス」 に近いように聞こえた。 ということで、今日から俺もインスリン。

翻訳のついでに検索してみたら、Wikipediaにこんな記述が。

従前は「インシュリン」という表記が医学や生物学などの専門分野でも正式なものとして採用されていたが、2006年現在はこれらの専門分野においては「インスリン」という表記が用いられている。 一般にはインスリンとインシュリンの両方の表記がともに頻用されている。

振り返ってみれば、この看板は随分前からここにあったような気がするな。 「インシュリン」 が普通の時代に設置したのだとすると2006年以前。 いや、業界標準ではなくて、一般向けにそれまで使っていた表記を引っ張った可能性もあるのか。

しかし、在庫事情を看板に固定表示してしまう感覚は、俺にはちょっと理解できないな。 在庫は、今も、これからも、ちょっと少ないままなのだろうか。